大阪・関西万博「日本館」のユニフォームは「日本の美意識を纏う」がコンセプト!“着物”の構造から考案

東京ウォーカー(全国版)

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経済産業省は、2025年4月13日(日)から開催される大阪・関西万博に日本政府館(日本館)を出展。「いのちと、いのちの、あいだに」がテーマのパビリオンになっている。その日本館の案内や各種接遇などを行うアテンダントのユニフォームを紹介したい。

日本政府館(日本館)提供:経済産業省


デザインは、ファッションブランドの運営を軸に活動を広げているクリエイティブディレクターの中田優也さんによって手掛けられ、「日本の美意識を纏う(まとう)」をコンセプトに制作。ユニフォームにはリサイクルしやすいモノマテリアル(単一素材)が採用されており、環境に配慮した工夫が施されている。

日本館のアテンダントユニフォームは「日本の美意識を纏う」がコンセプト提供:経済産業省

ユニフォームのデザインを手掛けた中田優也さん提供:経済産業省


日本館アテンダントのユニフォームは、着心地、動きやすさ、暑さ対策などの機能性に加え、環境に配慮した素材の使用や会期終了後のリサイクルなど、総合的な視点で作られている。

コンセプトになっている「日本の美意識」とは、日本の伝統衣装である「着物」の構造をもとに、ユニフォームを着用する日本館アテンダント自身が自由にスタイリングできる余白の概念を取り入れており、年齢や性別を問わず多様なスタイルで着用できるよう設計。

特に、ユニフォームは着物のように帯状のベルトで自在にサイズを調整でき、各々の体に合わせてフィット感を調整することが可能だ。さらに、帽子やジャケット、パンツなどのアイテムは風呂敷でまとめて持ち運びができ、日本の文化が感じられるのも特徴。統一感を持ちながらも着る人の個性を引き出すユニフォームになっている。

【写真】日本館のアテンダントユニフォームの着用イメージ提供:経済産業省

提供:経済産業省

提供:経済産業省


素材にもこだわりが満載。植物由来のポリエステル繊維や、使用済みのペットボトルを原料としたリサイクル繊維といった、環境に配慮した素材を採用している。

また、サステナブルな取り組みの一環として、リサイクルしやすいモノマテリアル仕様に。従来の衣服は、綿やポリエステルなど異なる素材が使用され、ボタンやファスナーなどが付いているため、リサイクルの際にそれぞれを分別する必要がある。しかし、モノマテリアルで設計することで、リサイクルの工程が簡略化され、環境への負荷を大幅に削減できるそうだ。

提供:経済産業省

提供:経済産業省


ユニフォームは万博終了後に回収され、再商品化することを検討しているのだとか。日本館に訪れた際は、ユニフォームにも注目してみてはいかがだろうか。

日本館の夜の様子提供:経済産業省

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