「風邪・発熱に関する調査」で判明。体調不良時は市販薬で様子見が4割、発熱で仕事を休む境界線は37.5度以上が最多

東京ウォーカー(全国版)

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株式会社mitorizは、消費者購買行動データサービス「Point of Buy(R)(以下、POB)」の会員3014人に「風邪・発熱に関する調査」を実施した。季節性インフルエンザが猛威を振るうなか、風邪やインフルエンザによる体調不良を予防するために行っている対策や、発熱時の休暇の基準、仕事を休むことへの感じ方について調査した。

「風邪・発熱に関する調査」。発熱で仕事を休む境界線は37.5度以上が最多


<調査サマリー>
・体調不良の初期に感じやすい症状は「喉の痛みや違和感」が7割超えで最多
・体調不良の際は「市販薬を服用し様子を見る」が最多!すぐ「医師の診察を受ける」は年代間で差
・風邪の予防策は「手洗い&うがい」と「マスク着用」がトップ2!予防意識は男性より女性が高い
・発熱で仕事を休むことを考えるのは37.5度以上が4割で最多!37.0度以上で考える人は2割ほど
・体調不良で仕事を休むことに対しては「少し気が引けるが、健康を優先して休む」が4割で最多に
・市販薬の購入で重視するのは「成分・効果」や「価格」が上位も、60代以上は「いつも購入」が高い割合

体調不良で最初に感じる症状は「喉の痛みや違和感」が最多で7割超え、倦怠感と鼻の不調と続く

体調が悪くなる際に最初に感じやすい症状

「体調が悪くなる際に最初に感じやすい症状」を調査した結果、「喉の痛みや違和感」が71.8%で最も多い結果となった。次いで「体のだるさ(倦怠感)」が40.7%、「鼻水や鼻づまり」が36.9%と続いている。

年代別で見た場合に「咳が出始める」については年代が上がるほど割合が増えている傾向があり、20代以下と60代以上では2倍以上の差がついている。

体調不良の際は「市販薬を服用し様子を見る」が最多!すぐ「医師の診察を受ける」は年代間で差

【画像】体調が悪いと感じたときにまず取る対応は?

「体調が悪いと感じたときにまず取る対応」を調査した結果、最も多かったのは「市販薬を服用して様子を見る」で45.8%。次に多かったのは「休養を取りながら様子を見る(薬は飲まない)」で21.1%、続いて「すぐに医師の診察を受ける」が18.9%という結果だった。

年代別で見ると、上位の項目の中で「すぐに医師の診察を受ける」の割合には世代間で差が見られた。20代以下では9.6%と低い一方、60代以上では21.4%と大きく上回る結果となっている。

風邪の予防策は「手洗い&うがい」と「マスク着用」がトップ2!予防意識は男性より女性の方が高い

風邪やインフルエンザをはじめとする体調不良の予防策

「風邪やインフルエンザをはじめとする体調不良の予防策」を調査した結果、最も多かったのが「手洗い&うがいの徹底」で80.5%、次いで「マスクを着用する」が77.2%で、これらがトップ2だった。次に「十分な睡眠時間の確保」が39.9%で上位に続いている。

男女別では、全体的に女性の数値が高く、男性よりも予防意識が高いといえそうだ。特に男女で10ポイント以上差がついている項目は「マスクを着用する(差異13.6ポイント)」「冷えを防ぐための温かい服装(差異12.6ポイント)」「バランスの取れた食事(差異12.3ポイント)」の3項目となり、女性が男性よりも特に強く意識して対策していると考えられる。

発熱で仕事を休むことを考えるのは37.5度以上が4割で最多!37.0度以上で考える人は2割ほど

発熱時、どの程度の体温で仕事を休むことを考えるか

現在の就業状況を確認し、就業中(パートやアルバイトも含む)と回答した2253人を対象に「発熱時、どの程度の体温で仕事を休むことを考えるか」を調査した結果、最も多かったのは「37.5度以上」で37.9%と4割近くを占めた。次に多かったのは「38.0度以上」で31.8%。

年代別に見ると、「37.0度以上」と「37.5度以上」を合算した場合、20代以下と30代では60%を超えており、若い年代ほど37度台で休むことを検討する割合がやや高い傾向が見られた。

体調不良で仕事を休むことに対しては「少し気が引けるが、健康を優先して休む」が4割で最多に

体調不良で仕事を休むことに対する感じ方

就業中(パートやアルバイトも含む)の2253人を対象に「体調不良で仕事を休むことに対する感じ方」を調査した結果、最も多かったのは「少し気が引けるが、健康を優先して休む」で39.2%と約4割を占めた。次いで「休むことに抵抗はない」が22.1%で続き、「休むべきだと思うが、職場の状況を考えると休みにくい」は19.5%と、ほぼ同程度で続いている。

一方、「症状が軽ければできる限り休まずに仕事をしたい」は11.2%、「休むことに対して強い抵抗がある」は8.0%で、いずれも10%前後という結果に。

市販薬の購入で重視するのは「成分・効果」や「価格」が上位も、60代以上は「いつも購入」が高い割合

市販薬を購入する際に重視するポイント

薬局やドラッグストアで「市販薬を購入する際に重視すること」を調査した結果、最も多かったのは「成分や効果」で63.8%、次いで「価格」が46.8%、そして「使用方法や服用量」が25.0%と続いた。年代別でも上位3つの項目は並びも含めて共通している。

一方で、「いつも購入(服用)している」の割合は60代以上のみ20%を超えており、「口コミやオンライン評価」や「パッケージや見た目」は若い年代の方が高い割合を示すなど、年代ごとに特徴的な傾向が見られる。

【レシート分析】「かぜ薬」の出現数ピークは12月、「うがい薬」「解熱鎮痛剤」は大きな変動見られず

レシート分析:かぜ薬・うがい薬・解熱鎮痛薬の1000枚あたり出現数

POB会員が投稿したレシートデータから2023年と2024年にドラッグストアで購入された「かぜ薬」「うがい薬」「解熱鎮痛剤」の1000枚あたりの出現数を分析。「かぜ薬」は2023年、2024年とも気温が下がり始める10月ごろから数値が上昇しており、どちらの年も12月が最も高い数値を示している。

一方で「解熱鎮痛剤」は2023年1月の数値は高く出ているものの、年間を通してそこまで大きな変動は見られず、「うがい薬」はさらに変動が少なく出ている。どちらも年間を通して安定して購入されていることが考えられる。

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