「七海ちゃんをさらったのはあなたですよね」犯人を推理するカードは出そろい、物語は真相へと動く!!【作者に取材】

東京ウォーカー(全国版)

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ついに核心に迫る!鳩ヶ森(@hatogamori)

10年前に失踪した4歳の娘・七海の行方を追うミステリー漫画『仮門』。この物語は、行方不明から10年の歳月を経て、七海が失踪直前に埋めたタイムカプセルが出てきたことを機に再び動き始める。

本作の作者は2023年2月に「第2回 朝日ホラーコミック大賞」のマンガ部門で大賞を受賞した鳩ヶ森(@hatogamori)さんだ。ホラー漫画を得意とする彼女が初めて手がけた長編ミステリーとして話題となっている。これまでの連載でさまざまな謎が散りばめられてきたが、本日2025年7月3日公開の第13話で犯人を追うためのすべての情報が出そろった。ここから導き出される事件の真相とは?一体どんな結末が待ち受けているのか…?

誰が誰を呼び出したのか?鳩ヶ森(@hatogamori)


読者も一緒に犯人を予想していく漫画として連載がスタートした本作だが、読者からは「こいつが犯人じゃなかったのか…」「犯人じゃないのは想定内だが、変質度合は完全に想定外だった…」「変態の変態ぶりが想像以上だった…そして、また謎が増えた」などの声があがっている。なかには「何回でも読み返しちゃう」という読者も出るほど。情報が出そろった本日公開の第13話までを読み、あなたは真犯人にたどり着けるだろうか?

ここで作者の鳩ヶ森さんに本作について話を伺ってみた。

これからたどり着く事件の真相とはいかに!?鳩ヶ森(@hatogamori)


――すべてのカードは出そろったわけですが、ここまで描いていて大変だったことは何でしょうか?

ストーリー序盤でばらまいた「謎」をきちんと回収できているか、について気を配るのが大変でした。
たとえば第1話で麻衣の夫の哲史が「骨」を持っていますね。その謎については真相編で明かされるのですが、そのシーンをどのように表現するかに関しては最初からずっと悩み続けていました。実際に描いてみて自分では納得のいくシーンに仕上がったと思っていますが、ぜひ皆様にもご覧いただいて、どのように感じたかなど感想をお聞かせいただきたいです。

――本作をこれから初めて読む読者へ、作者からメッセージをお願いします。

本作は子どもの行方不明事件をテーマとして扱っています。重くつらいテーマですが、作中ではそれをベースに登場人物それぞれの愛情を描いたつもりです。彼らがどのように「決着」をつけたのかを見届けていただきたいです。

「家族は足枷でいい」の言葉は重く、愛にあふれている鳩ヶ森(@hatogamori)

本作は犯人を予想するミステリー漫画でありながら、裏テーマで「愛」が描かれている。いつまでも娘の失踪に囚われ続ける母の愛、娘の失踪を機に破綻しつつある夫婦の愛が描かれ、作中では「もう解放されていいんじゃないか?まるで足枷だ」というセリフが主人公に向けられる。しかし事件と向き合うなかで「家族って足枷でいいと思うの。重くて邪魔で痛い…でもそれでいいの」という結論にいたる心の変化にも注目だ。

取材協力:鳩ヶ森(@hatogamori)

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