プレゼンの手柄を上司の愛人に奪われた。抗議すると「全部自分の成果だなんて傲慢。社会人としてよくない」と一蹴【作者に聞いた】

東京ウォーカー(全国版)

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目に見えない不公平は、現実にも意外とある

上司から昇進試験の話を切り出され、「商談で成果を出したから昇進試験を受けられるんだ!」と喜ぶミカ。だが上司は、自分の愛人であるマナを推薦したという。「あの商談は資料作成もプレゼンも私がやりました」と言うミカ。実際にマナは、コピーすら手伝っていない。しかし上司は「全部自分の成果だなんて傲慢な言い方だ」と聞く耳をもたない。

プレゼンの成果を上司の愛人である後輩の手柄にされるなんてとてもショッキングな出来事だが、初めて友人からこの話を聞いたときのぽん子さんの気持ちを聞いてみた。

「最初にこのエピソードを描こうと思ったとき、本当に胸がざわざわしました。仕事って、努力がちゃんと評価されるべきものだと思っているので、それが人間関係や立場の力関係でひっくり返されてしまう…という展開には、怒りよりも先に虚しさがきました。でも実は、こういう“目に見えない不公平”って、現実にも意外とあるんですよね。読者の方にも『私も似たような経験がある』と思ってもらえるよう、感情の描写は丁寧に、主人公の目線に寄り添って描きました」


理不尽な出来事に心が折れて会社を辞めたくなりそうだが、実際に体験した友人はどのように乗り越えたのだろう。

「この話のベースには友人の実体験があり、彼女はとても苦しんでいました。すぐには気持ちを切り替えられず、何も手につかない時期もあったそうです。会社の人間関係は、自分ではどうにもできないことも多いですし、避けられないことがありますよね…。でも最終的に、『ちゃんと見てくれてる人はいる』って言葉に救われたと言っていました。たとえば、昔からの友人や家族との他愛ない会話だったり、『あなたのやってることは間違ってないよ』と言ってくれる人の存在が、折れそうな気持ちを支えてくれたそうです。心の拠り所って、派手な何かじゃなくて、“日常の中にある小さな信頼”だったりするんだなと感じました」


ショックを受けるミカだが、愛人関係にある上司と後輩がさらに精神的に追い詰めていく。実話を基にした漫画を、今後も楽しみにしてほしい。


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