DeNAベイスターズ戦は“試合前”もアツい!イベントもグルメも大充実の「ハマスタ攻略ガイド」
東京ウォーカー(全国版)
野球観戦って、試合開始から楽しむもの?いやいや、それだけじゃもったいない。横浜スタジアム(ハマスタ)には、スタジアムの外からすでに“楽しい”が溢れている。試合前ににぎわう公園イベント。球場ならではの本気グルメ。推しの応援で気分は最高潮に。そして便利なアプリで、迷わずスムーズに楽しめるサポートも万全だ。

観戦ビギナーもベテランファンも、思わず「また来たい」とうなる仕掛けが盛りだくさん。今回は、そんなハマスタをもっと楽しみ尽くすヒントを紹介する。
スタジアムの外で盛り上がれ!公園イベントがアツい
開場前からすでにわくわくムード全開。スタジアム外周エリアの「BAYガーデン」では、「B☆SHOP」や「B☆STAND」といったショップやキッチンカーが出店。B☆STANDでは、スタジアム内でも人気の青星寮カレー(980円)や、球団オリジナルビール「BAYSTARS LAGER」(900円)などを味わうことができる。球団オリジナルグッズやフードを楽しみながら、試合開始を待つ時間すら盛り上がれる。


さらに注目したいのが、マスコットとオフィシャルパフォーマンスチーム「diana(ディアーナ)」によるステージイベント。ダンスパフォーマンスはその時々に応じて内容が変わり、観客参加型の企画も用意されているなど、誰もが楽しめる内容になっている。立ち見エリアでは写真撮影も可能で、ファンとの距離がぐっと近づくのもこのイベントならではの魅力。

ステージ前には優先観覧エリアが用意され、事前の抽選で最大50名までが対象に。試合開始3時間15分前から配布される抽選券をゲットすれば、座って間近でパフォーマンスを楽しむこともできる。抽選に外れても、優先入場後には誰でも観覧エリアに入場できる仕組みなので、初めてでも安心。

初めて訪れる人も、思わず足を止めて見入ってしまうステージの迫力。キレキレな躍動感あふれるダンスに拍手を送り、マスコットとのふれあいに笑顔がはじける。まだ試合が始まる前なのに、もう気分は最高潮だ。
初めてでも安心!「BAYSTARS STAR GUIDE」で迷わず楽しむ
スマホに「BAYSTARS STAR GUIDE」を入れておけば、スタジアムでの行動がぐっとスマートになる。選手プロフィールから当日のイベント情報、応援の仕方まで、気になる情報がさくっと確認できる公式アプリだ。

使い方のポイントを、横浜DeNAベイスターズの広報・秦さんに聞いてみた。

「ご来場時には『座席案内』を使えば、自分の席に近いゲートまでの道順がすぐにわかって便利です。特に初観戦の方には『野球観戦ガイド』が役立ちますよ」と秦さん。「試合開始前には、ホームタブにある『本日のSTAR GUIDE』をぜひチェックしてみてください。その日のイベントスケジュールや見どころがまとまっていて、より充実した観戦ができます」とのこと。
そして、さらに「試合中は『リアルタイム速報』を使えば、打席に立っている選手の情報や応援歌がすぐに確認できるので、声援にも熱が入ります」と秦さんは教えてくれた。

さらに、「食べたいグルメが見つかったら、『ハマスタナビ』で販売店舗を調べて、迷わず向かえます」と、観戦中のグルメ攻略法も。グルメ・ドリンク・グッズの販売場所を素早く検索できるうえ、一部商品は座席までデリバリーも可能。初めての人でも迷わず楽しめる心強い機能だ。

アプリには電子チケット機能もあり、入場もスムーズ。チケットの分配もワンタップで完了。ファンクラブ「BlueMates」のメンバーなら来場登録も簡単に済ませられる。「どこで何やってる?」「この選手、どんな人?」そんな疑問もアプリを開けばすぐ解決。推し選手を見つけておけば、応援にも熱が入るし、スタジアムでの一日がもっと楽しくなる。秦さんによると、「応援歌がリアルタイムで見られるのがいい!」「カレンダーの色でチケット購入日が一目でわかって便利」といったユーザーからの声が多数あるそう。App Storeの評価も★4.8(2025年5月8日現在)と高評価で、「こんな機能がほしい」といった前向きなリクエストも多く届いている。使い勝手も進化も楽しめる、頼れる相棒的アプリだ。
お腹も心も満たされる“ハマスタグルメ”
観戦といえば、忘れてならないのが“球場グルメ”。スタジアム内には、ここでしか味わえないフード&ドリンクがずらり。
おすすめは「すたぁ麺」。“日本一予約の取れないラーメン店”とも言われる、湯河原の「らぁ麺 飯田商店」との共同開発によって誕生した、ハマスタ限定のまぜそばだ。ベイスターズ飲食部・牧山佳奈さんの熱意が店主・飯田将太さんに伝わり誕生した「すたぁ麺」。ラーメンの感動を球場で再現したいという思いから、飯田さんに直談判。球場という制約が多い環境下だったが、商品検討から販売開始まで約7カ月の期間を経てコラボが実現したそうだ。

鶏の旨味を凝縮した濃厚な塩だれが、もっちりとした国産小麦の極太麺にからみつく。そこに有明海産の焼きばら海苔、シャキシャキと香り高い京都直送の九条ネギ、香ばしく炙ったベーコン、さらにレモンの酸味がアクセントとして加わり、仕上げに胡椒でキリッと引き締める。食材それぞれの存在感が絶妙に調和し、観戦しながらでも満足感たっぷりに味わえる一杯だ。

「青星寮カレー」は、若手選手が暮らす寮の味を完全再現した定番メニュー。料理長・加々美忠彦さんが「選手が試合日・練習前後・暑い日・寒い日、どんなときでもおいしくたくさん食べてほしい」という思いを込めて仕上げた一皿だ。2024年にはトマトが加わり、野菜の酸味とスパイシーな香りがさらに食欲を刺激する進化形カレーとなっている。

ドリンクなら球団オリジナル醸造ビールを飲み比べてみるのも楽しみ方のひとつ。

「ベイスターズ・ラガー」は、柑橘系のフルーティーなフレーバーと麦芽の芳醇さが絶妙に調和した味わい。同じホップを使用している「ベイスターズ・エール」は、爽やかなホップ香と柑橘の香りが広がり、アルコール度数が控えめなので女性でも楽しみやすい仕上がり。さらに「ベイスターズ・ホワイト」は、ホップの苦味が少なく、まろやかな口当たりとオレンジピール・コリアンダー・ナツメグが香るスパイシーな一杯。国産小麦のやさしい味わいと華やかな香りが広がる、まさにスタジアムならではのご褒美ビールだ。
そして、夏の定番スイーツといえば「みかん氷」。ほどよい酸味と甘めのシロップで仕上げたこの一品は、毎試合食べても飽きないと評判。まだ味わったことがないなら、ぜひ一度チャレンジしてほしい。

お気に入りのグルメとビールを片手に、観戦の楽しさも倍増!スタジアムで味わう特別な“食体験”は、気分まで盛り上げてくれる。
歴史も楽しめる!スタジアム内の展示コーナーもチェック
球場内には、横浜DeNAベイスターズや横浜スタジアムの歴史に触れられる展示コーナーも用意されている。レリーフでたどる球団の歩みや、チーム名変更後の歴代ユニフォーム展示など、ファンならずとも興味を引かれる内容だ。



試合開始前やイニングの合間、グルメを買いに行くタイミングで、ちょっと足を止めてのぞいてみては?観戦の一日に、もうひとつ深みが加わるはず。
気分は選手の一員!応援グッズも要チェック
観戦をより楽しむ方法について、秦さんに聞いてみたところ、「まずは応援の定番グッズである、ユニフォームを着て、推しの選手タオルを掲げるのがおすすめです」とのこと。

レプリカユニフォームを着ると気分が一気に高まり、スタンドに立つだけで応援モード全開に。周囲のファンと声を合わせて「かっとばせー!」と叫ぶ瞬間、自然と一体感が生まれるのもスタジアムならでは。初めて来た人でも、気づけば誰かと同じ動きで盛り上がっていたり、拍手を交わしていたりするかもしれない。
応援グッズは、「BAYSTORE HOME」や「BAYSTORE PARK」で購入できる。お気に入りのユニフォームやタオルを手に入れたら、気分もぐっと高まる。

グッズ選びの締めくくりにぴったりなのが「CAPSULE☆LAND(カプセルランド)」。ここはカプセルトイ専門のブースで、ここでしか手に入らない限定商品も登場。プロ野球開催日のYデッキ開門から7回裏終了まで営業しており、観戦チケットを持っていれば誰でも利用可能だ。


お宝グッズを探す感覚で立ち寄ってみるのも楽しい。お気に入りのグッズを見つけて身につければ、スタジアムでのひとときがもっと自分らしくなる。

観戦の合間も、球場の外も、スマホの中も、ハマスタには野球を何倍も楽しくしてくれる仕掛けが詰まっている。どこから楽しむかは、自分次第。次に足を運ぶときは、ちょっと早めに来て、公園イベントをのぞいたり、アプリを使ってグルメ巡りをしてみたり。スタジアムに入った瞬間から、気づけば初めて隣り合ったファンと声を合わせて応援している。観戦そのものだけでなく、そこに流れる空気や交流もひっくるめて、全部まるごと楽しめるのがハマスタだ。
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※20歳未満の者の飲酒は法律で禁じられています。
取材・文・撮影 = 北村康行
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