イタリアパビリオンにミケランジェロ「キリストの復活」が登場!大阪・関西万博の新たな目玉展示に

東京ウォーカー(全国版)

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2025年10月13日(祝)まで開催中の大阪・関西万博。多くの国と地域によるパビリオンがあるなか、連日長蛇の列を作っているのがイタリアパビリオンだ。

展示物には、日本初公開となる2世紀の大理石彫刻「ファルネーゼのアトラス」や、カラヴァッジョの「キリストの埋葬」、レオナルド・ダ・ヴィンチの素描といった門外不出の名作が集まり、「豪華すぎる」と開催当初より話題になっていた。

しかし、イタリアパビリオンの大盤振る舞いはまだ終わらない。5月18日より、ミケランジェロの彫刻「キリストの復活」が新たに追加されたのだ。

「キリストの復活」日本では二度目の公開へ

追加展示の当日、メディア向けにアンベールセレモニーが実施。2025日本国際博覧会イタリア政府代表 マリオ・ヴァッターニさん、ラツィオ州知事 フランチェスコ・ロッカさん、2025日本国際博覧会事務総長 石毛博行さんらがそろい、同作品を背にテープカットが行われた。

ミケランジェロの彫刻「キリストの復活」。大きな美術館ではなく小さな村の教会が所蔵する“隠れた秀作”


フランチェスコ・ロッカさんは「『キリストの復活』は、ラツィオ州バッサーノ・ロマーノにあるサン・ヴィンチェンツォ・マルティーレ教会に所蔵されている。ローマ郊外の教会にあるため、“隠れた秀作”とも言われています。この機会に、ラツィオ州という小さな地区にも素晴らしい芸術作品がたくさんあることを知ってもらいたいです」とスピーチ。

続けて、マリオ・ヴァッターニさんも「ぜひ本物を見てほしい」と話した。なお、「キリストの復活」は万博の最終日まで展示されるとのこと。

同作品は1514年から1516年の間に制作された、高さ約2メートルの大理石像。勝利者としての若きキリストが力強く十字架を掲げる姿が特徴で、ミケランジェロの創造的エネルギーと、ルネサンスが体現する精神性、人間主義が表現された作品だ。十字架に磔にされたときにできた手足の傷や槍で処された際の胸の傷など、細かいところまで注目して見てみよう。

行列必至なうえに予約枠は争奪戦となっているイタリアパビリオンだが、イタリアが誇る芸術作品を大阪で見られるまたとないチャンス。この機会に訪れてみてはいかがだろうか。

【写真】イタリアパビリオンで展示される古代ローマの彫刻「ファルネーゼのアトラス」

「アルトゥーロ・フェラリンの飛行機」

パビリオンの横にはピンサやジェラートを販売するキッチンカーもあるので、食べながら列に並ぶのもおすすめ!


取材・文・撮影=ウォーカープラス編集部

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