【福岡うどん愛】無添加スープと粘りの強い細麺がマッチした魅惑のうどん「麺工房なか」
九州ウォーカー
地下鉄赤坂駅から徒歩すぐ。大正通りから昭和通りへ向かう途中、一本路地に入った場所にひっそりと佇む「麺工房なか」(福岡市中央区)。福岡市内では珍しい「筑後うどん」を看板に掲げ、2000年9月のオープンから今なお高い人気を誇る名店だ。
“ねばりごし”が特徴の「筑後うどん」を味わう

店に立つのは、気さくな中園さん夫妻。店主は今から20年ほど前に脱サラし、未経験のまま飲食業界へ飛び込んだ。知り合いのつてで、若い頃から大好きだったという「たけ屋」(久留米市津福本町)に入り、2~3ヶ月修業を積み独立。いまの場所に店を立ち上げ、福岡市内から筑後うどんの魅力を発信し続けている。


「筑後うどん」とはその名の通り、筑後地区で生まれたうどんのこと。博多うどんの柔らかさと讃岐うどんの硬さをミックスしたような伸びのある“ねばりごし”が特徴だ。「麺工房なか」の麺は、修業店の製法をベースに独自改良。店主好みの五島うどんや稲庭うどんに寄せて、細麺に仕上げている。ほとんどが茹でたてのため、いつ行ってものど越しのいい麺が食べられると評判だ。

スープは北海道産の羅臼昆布やカツオなど、厳選食材からとり化学調味料はできるだけ使用しない。「うちは麺だけでなくスープも好評で、全部飲んでしまう人が多いんですよ」と店主。確かに、食材の旨味が溶けだした上品な味わいで、香りがよく、ついつい飲み干したくなるというのも納得だ。
こだわりの熟成米で作るサブメニューも必食
お腹に余裕のある人は、「いなり」(180円)、「味おにぎり」(180円)、「白おにぎり」(150円)のご飯メニューも注文してほしい。米は24時間丁寧に精米を行う“熟成米”を使用しており、旨味と甘味が強い。シンプルな「白おにぎり」でも十分おいしい。

店内は全13席のカウンターのみ。ランチタイムは満席になることも多いため、時間に余裕をもって来店しよう。

【九州ウォーカー編集部/文=浅原麻希(シーアール)、撮影=菅祐介】
浅原麻希(シーアール)
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