1個3000円の高級アイスも!東京駅近の立ち飲みバー「SAKEICE BAR!」で日本酒の新たな世界を体験
東京ウォーカー
東京駅八重洲口が目の前の好立地。2025年4月、甘党も辛党も楽しめる立ち飲みバー「SAKEICE BAR!(サケアイスバー)」がオープンした。日本初の日本酒アイス専門店「SAKEICE」が手掛けるバーで、日本酒の多彩な魅力を発信。1個3000円という超高級日本酒アイスも販売しているという。どんなお店なのか体験してみた。


サーモン専用日本酒に、コーヒーのどぶろく。個性的な日本酒がずらり
SAKEICE BAR!では専用コインとの交換でお酒や食べ物が楽しめるという仕組み。1枚600円で、6枚なら3300円、12枚なら6000円と、一度に購入する枚数が多いほどお得になる。複数人で来店して、コインをシェアすることも可能だ(コインの有効期限は購入日当日のみ)。
日本酒は自動で注がれるディスペンサー式のものと、スタッフに冷蔵庫から取り出して注いでもらうものとあり、ジャンルごとに陳列されている。おつまみとの相性がいい「フードペアリング」、1杯3コイン(1800円)する高級日本酒、能登半島地震で被災した地域の酒造所が手掛けるお酒、お得な飲み比べセット、フルーツを使用した珍しい日本酒などがある。瓶に下げられた札には、その日本酒の特徴と必要なコインの枚数が書かれているので、チョイスの手助けにしよう。もし、どういうのを選べばいいのかわからないというときは、遠慮なくスタッフに質問を。あなた好みの銘柄を考えてくれるはずだ。


店長の高橋さんに人気の銘柄を聞くと、驚きの日本酒があがった。
「まずは、フードペアリングのコーナーで出している茨城県・吉久保酒造の『サーモンデシュ』ですね。この日本酒がおもしろいのは“鮭専用”として出しているところなんです。鮭は刺身でも、焼き鮭でもなんでもOK。サケの旨みを引き出しつつ、サケの生臭さや脂を流してくれる味わいです。おつまみにスモークサーモンを用意しているので、ぜひ合わせていただきたいです」


そしてもう一つの人気銘柄が“コーヒーどぶろく”の「DOBUROKU<破>さとやまコーヒー」だという。
「このお酒は、SAKEICEと『稲とアガベ』がコラボして作り上げた商品です。『稲とアガベ』は秋田県にあるクラフト酒(さけ)醸造所で、新しいスタイルの日本酒を作り上げています。名前の通り、どぶろくに焙煎したコーヒーを合わせた変わり種です。どぶろくらしい米の甘味とコーヒーの香ばしさを感じられます」と高橋さん。

SAKEICE BAR!から徒歩約10秒の場所にある「SAKEICE Tokyo Shop」では、コーヒーどぶろくを使用したアイスも販売している。SAKEICEを運営する株式会社えだまめは冷凍食品のコンサルティングをしてきた。その中で、冷凍技術を使って新しいことに挑戦できないか、ということでスタートしたのが日本酒アイスの開発だったそう。凍りにくいアルコールをアイス化するためにどう凍らすか、試行錯誤の末に開発された。“酒離れ”と言われて久しい中、日本の伝統産業である酒造りを応援したいという気持ちもあったそう。
「SAKEICE Tokyo Shopでは常時10種類のスクープアイスを提供しています。フレーバーはその時々で変わりますが、SAKEICEの日本酒アイスは、スクープ1杯でおちょこ1杯分のお酒が入っているので、元になったお酒の味わいがしっかりといきています。酒造メーカーの方たちにも『これは自分たちのお酒の味だ』と納得していただけるよう、味の調整は綿密に行っています。お酒が飲めない方、苦手な方にはノンアルコールのアイスもあります。たとえば『リ・オレ』というアイスは、お米を練り込んだミルクアイスで、お米のぷちぷちとした食感と、お米の甘味がミルクとマッチしていて人気です」



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