【影山貴彦のTVコラム・がんばれ関西ローカル!】芸人の色気やしなやかさ。 父と似た部分を感じる
関西ウォーカー
「ナイトinナイト」(ABC)木曜日の中の「八方の楽屋ニュース」を覚えている方は多いはずだ。「楽屋には愛がある、楽屋には夢がある、楽屋には希望がある、そして楽屋には~」の名調子が耳に深く残っている。吉本興業の芸人たちのプライベートエピソードを八方流の笑いをデフォルメして話すというシンプルなコーナーだった。パネルが1枚あるだけで、他に何の仕掛けもなし。八方の話にぐいぐい引き込まれた。
先だって、木村祐一監督の映画「ワレワレハワラワレタイ」を見た。その中で八方の話が心に残った。「(芸人で)苦労したなんて言う人がいるけど、そんなん苦労ちゃう、修行や」という言葉や、「一流より超二流がいい、一流は三流になってしまうことがある」という立川談志から聞いたエピソードを紹介しつつ、自らは「超二流」でありたいと話す八方が格好良かった。芸人の色気があった。
息子の月亭八光も今や関西では知らない人がいないほどの売れっ子だ。彼が今田耕司と共に司会を務める「特盛!よしもと 今田・八光のおしゃべりジャングル」(読売テレビ)を楽しみに見ている。先輩芸人たちに囲まれ、いじられながらも自らの存在感を出す八光。父、八方と芸風は違うようで、どこか似た部分を感じるのは私だけだろうか。
八光が八方の柳のようなしなやかな芸を身に着ける日も遠くないだろう。
影山貴彦
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