吉沢亮×横浜流星『国宝』が公開17日間で21.4億円突破!「映画館で観ないとダメ」「何回観ても涙が出る」など絶賛の声続々
東京ウォーカー(全国版)
吉沢亮さんが主演を務め、横浜流星さんが共演する映画『国宝』が、2025年6月22日までの公開17日間で観客動員数152万人、興行収入21.4億円を突破した。SNSでは連日、「何回観ても涙が出てしまいます」「こんなに余韻が残る作品は初めて」「一生記憶に刻まれる傑作」「これは映画館で観ないとダメ!」といった声が寄せられており、多くの人が劇場での鑑賞体験に深い感動を覚えている様子がうかがえる。

原作は吉田修一さんが自身の歌舞伎黒衣としての経験を糧に書き上げた渾身の一作。抗争で父を失った主人公・立花喜久雄(吉沢亮)が、上方歌舞伎の名門の当主・花井半二郎(渡辺謙)に引き取られて歌舞伎の世界に足を踏み入れる。そこで出会うのが、半二郎の実の息子である御曹司・大垣俊介(横浜流星)。生まれも育ちも才能も異なる二人の物語を軸に、芸に人生を捧げた男の50年の軌跡を描く壮大な物語だ。



異なる境遇で育った二人の友情とライバル関係を、吉沢亮さんと横浜流星さんが演じている。四代目中村鴈治郎さんによる歌舞伎指導のもと、本物の女形の所作が二人の演技に反映されており、その点も大きな見どころとなっている。

喜久雄を取り巻く人物たちにも注目したい。スナックで働きながら幼馴染の喜久雄を支え続ける福田春江を高畑充希さんが、血はつながらずとも若き喜久雄を育てた立花マツを宮澤エマさんが演じている。当初は喜久雄を受け入れることに難色を示しながらも、その才能を見出し育てていく俊介の母・大垣幸子を寺島しのぶさんが、そして当代一の女形であり人間国宝の小野川万菊を田中泯さんが演じる。さらに森七菜さん、三浦貴大さん、見上愛さん、黒川想矢さん、越山敬達さん、嶋田久作さん、永瀬正敏さんといった俳優陣が集結し、豊かな演技力で物語に深みを与えている。







メガホンを取るのは、『フラガール』で日本アカデミー賞最優秀作品賞・監督賞を受賞した李相日監督。脚本は『サマー・ウォーズ』の奥寺佐渡子さんが手がけ、撮影には『アデル、ブルーは熱い色』でカンヌ映画祭パルム・ドールを獲得したソフィアン・エル・ファニさん、美術には『キル・ビル』の種田陽平さんと、国内外の一流スタッフが集結した。
その卓越した芸術性と物語性が評価され、本作は第78回カンヌ国際映画祭監督週間部門に選出された。現地で上映後、李相日監督は「最後の最後で、ものすごくちゃんと我々が込めたものがすべて届いている、伝わっているという感触がダイレクトにあって、震えが来る感じがした」と感動と興奮が入り混じる中、想いを述べた。

吉沢さんは「我々がこの作品に込めた熱量をしっかり受け取ってくださって、これだけの盛り上がりを見せてくださり、すごく胸に来るものがあった」、横浜さんも「観終わったあとの鳴りやまない拍手、あの光景はこれから先も忘れないと思う。本当に役者をやっていてよかったなと思える瞬間だった」と涙を滲ませながら語った。渡辺さんは「最後に喜久雄が観た風景を僕らみんなで観させてもらった、そんな気がした。ちょっとやっぱりここ(胸)が震えた」と、作品の世界観と現実が重なり合った特別な瞬間を表現している。

「100年に1本の芸道映画」と称される傑作が、いま全国の映画館で上映中。“国宝”と呼ばれる高みを目指す男の魂の軌跡、その圧巻のクライマックスをぜひスクリーンで体感してほしい。

映画『国宝』概要
監督:李相日
脚本:奥寺佐渡子
出演:吉沢亮
横浜流星/高畑充希、寺島しのぶ
森七菜、三浦貴大、見上愛、黒川想矢、越山敬達
永瀬正敏
嶋田久作、宮澤エマ、田中泯
渡辺謙
原作:『国宝』吉田修一著(朝日文庫/朝日新聞出版刊)
配給:東宝
(C)吉田修一/朝日新聞出版 (C)2025映画「国宝」製作委員会
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