「風間俊介がかわいすぎる」BL苦手な人もハマるテレ東夏ドラマ『40までにしたい10のこと』の魅力とは

毎週金曜深夜24時12分からテレビ東京系で放送中のBLドラマ『40までにしたい10のこと』が、今季注目を集めている。TVerのお気に入り登録数42.7万を突破し、ドラマランキング5位(2025年7月26日時点)にランクイン。なぜこれほどまでに視聴者の心をつかんでいるのか、実際の反響とともに本作の魅力を紹介する。

風間俊介×新星・庄司浩平が紡ぐ、繊細で温かい恋の物語

原作はマミタさんによる同名BL漫画で、累計発行部数75万部を突破。BLアワード2024総合コミック部門では堂々の1位に輝いた話題作だ。主演を務めるのは、大河ドラマ『べらぼう～蔦重栄華乃夢噺～』や『それでも俺は、妻としたい』など、話題作に続々出演している風間俊介さん。本作では職場で仕事のできる面倒見のいい上司でありながら、プライベートではぬいぐるみやかわいらしいものが好きというギャップ満載の十条雀(とうじょうすずめ)を繊細かつチャーミングに演じている。

相手役の田中慶司を演じる庄司浩平さんは、『魔進戦隊キラメイジャー』で俳優デビューし、現在放送中の『仮面ライダーガヴ』に出演する新進気鋭の若手俳優。150人以上が参加したオーディションから満場一致で選ばれた逸材だ。社内ではクールな姿勢を貫きながらも雀に密かに思いを寄せる慶司の、まっすぐな想いを等身大の魅力で自然体に演じている。

さらに、雀を優しく見守るぬいぐるみ・すず子役を、『美少女戦士セーラームーン』の月野うさぎ役、『新世紀エヴァンゲリオン』の葛城ミサト役で知られる三石琴乃さんが担当する。

メガホンを取るのは、『初恋、ざらり』で第50回放送文化基金賞ドラマ部門優秀賞を受賞した池田千尋監督。同作で軽度知的障害者の女性を受け入れる恋人役を演じた風間俊介さんとは再びのタッグとなる。

枯れたアラフォー上司と年下イケメン部下。二人の関係が「やりたいことリスト」をきっかけに動き出す――

10年以上恋人なし、会社と家を往復するだけの日々を送る会社員の十条雀(風間俊介)は、40歳まであと3カ月という現実に焦りを覚えていた。そんなある日、密かに作成した「40までにしたい10のことリスト」を、10歳年下のイケメン部下・田中慶司(庄司浩平)に見られてしまう。

慌てふためく雀に、慶司はあっさりと提案する。「このリスト、俺とやりません？」
タコパ、服の趣味を変える、恋人を作る……。ふたりでリストを叶えていくうちに、代わり映えのしなかった毎日がキラキラと輝き始める。そして互いの距離も、上司と部下という関係を超えて少しずつ近付いていき――。

「風間さんがかわいすぎる」SNSで絶賛の声が続々

本作について、SNSでは「演技力をかわいいに全振りした風間さんのヒロインぶり最強すぎ」という声が。40歳手前の会社員でありながら、ぬいぐるみ好きでかわいいものに目がない雀を絶妙なバランスで体現している風間さん。記者会見でも「おじさんなのにどこかかわいらしい。そのかわいさをどう見せるかが大事」と語っており、犯人役から良き父親役まで幅広く演じてきたカメレオン俳優の新たな一面が開花している。

また、原作ファンからは「いい意味でじっくり2人の繊細な心理描写が描かれることで原作へのリスペクトが感じられうれしい」という評価も。実写化にありがちな、駆け足展開とは一線を画す丁寧な作りが好評だ。池田千尋監督の繊細な演出により、ちょっとした表情の変化や間の取り方で感情を表現。原作の持つ空気感がそのまま映像化されていると、納得の仕上がりとなっている。

BLを超えた普遍的な恋愛ドラマの傑作に

制作陣が本作で目指したのは、誰もが身に覚えがあるような恋の始まりのじれったさや楽しさ、喜びを感じさせる、ジャンルの枠を超えた純粋な恋愛ドラマだ。現場でも、風間さんは「一人ひとりの人間が惹かれあって作っていく純粋なラブストーリーというのが共通認識だった」と語り、庄司さんも、異性間・同性間を問わない普遍的な愛の形を演じたという。

実際、SNSでは「BLなのに違和感なくすんなり観れる」「BLドラマ好きじゃない私ですらハマりつつある」「単純にドラマ作品としておもしろい」といった声が続々。原作者のマミタさんが「BLというジャンルになじみのない人達も楽しめる作品にしてほしい」と願った通り、多くの人の心に届くドラマになっている。

2025年7月26日時点で第4話まで放送済みの本作。LeminoとU-NEXTでは第1話から全話配信中。ぜひ第1話から一気見して、次の金曜日からは一緒に雀と慶司の恋の行方を見守ってみてはいかがだろうか。

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