「メズム東京」で新国立劇場バレエ団のアシュトン版『シンデレラ』をイメージしたメニューを楽しもう
東京ウォーカー(全国版)
日本唯一の国立劇場、東京・初台にある新国立劇場では現在、世界中で愛され続けるバレエ『シンデレラ』アシュトン版が上演中。東京・竹芝にある「メズム東京」では、2025年6月20日から上演期間中、この幻想的な世界観を料理やスイーツで表現したランチ&ディナーを提供。料理を通してバレエ「シンデレラ」を楽しめる。

エンタメを料理に変える「シェフズ・シアター」

「メズム東京、オートグラフ コレクション」(以下、「メズム東京」)の16階にあるのがフレンチダイニング「シェフズ・シアター」。名前の通り、過去にもミュージカルや演劇をテーマにしたメニューを提供してきた。今回は新国立劇場で上演中のバレエアシュトン版『シンデレラ』にインスパイアされたコースを提供。
物語に登場するかぼちゃの馬車や四季の妖精たちなど、『シンデレラ』のストーリーを感じられるモチーフを、遊び心あふれるビストロノミースタイルで表現し、皿の上に世界観を映し出す。
総支配人の生沼久さんは、「芸術を特別なものとして隔てるのではなく、もっと日常の中に溶け込ませ、誰もが楽しめるものにしたい」という思いを大切にし、「美食と舞台芸術を融合させることでより多くの人に作品の魅力を広く伝えたい」と話す。
『シンデレラ』のストーリーを味わうランチ

ランチのアミューズのテーマは「灰かぶりの少女」。「馬肉のタルタル」は、メレンゲで黒い灰を表現。「ムール貝のフリット」は中東の細麺状の生地・パートカダイフを使ってほうきに見立てている。「ビーツのムースとタコのマリネ」は暖炉の炎を思わせる鮮やかな赤色が印象的だ。



前菜は「優しさの贈り物」をテーマに「気仙沼産鰹と茄子のアンサンブル」が提供される。メインは、「舞踏会の準備」がテーマの魚料理「フェンネルのベールをまとった鮮魚のソテー」か、「魔法の訪れ」がテーマの肉料理「子羊のパイ包み焼き レモンバームの香り」が選べる。

デザートのテーマは「四季の贈り物」で、春夏秋冬を表すバジル×ライム、マンゴー×パッション、いちご×ラズベリー、フロマージュブランの4色のソースが鮮やかな「ベリージュレとフロマージュブランムース 4種のソース添え」が楽しめる。
ディナーコースでは作品の世界観をより深く堪能

ディナーのアミューズは「いざ舞踏会へ」がテーマ。「鮎のコンソメスープ」やチュイルで表現したカボチャの馬車をあしらった「鮎のリエット」、「鮎のクレープ」と鮎づくしのひと皿。

前菜は「運命のダンス」をテーマに、「オマール海老と百合根のモンブラン バニラ風味」を提供。タルト型に焼いたパートフィロに、カブ、オマール海老、フロマージュブランを重ね、百合根とフロマージュブランのペーストをモンブランのように絞っている。

メインの魚料理は「12時の鐘の音」がテーマ。ふっくらとした羽太の身に竹炭で色付けしパスタ上にカットしたジャガイモをまとわせ、赤パプリカのソースを添えている。プレートにはジャガイモピューレで時計の“12時”を描く。

肉料理のテーマは「愛の手がかり」。京鴨をシンプルにローストにした「京鴨のロースト 季節野菜添え」は、ライスペーパーで作った“ガラスの靴”も添えてあり、物語の終幕を感じさせる内容だ。

デザートは「光に包まれて」がテーマ。カシスソースを土台に、カシスのビスキュイとマロンのパルフェグラッセを重ね、豆乳ムースをのせたデザート。煌めく星空をイメージし、黒いプレートには金粉を散らしていて、物語の幕引きにぴったりなひと皿になっている。
時代を超えて愛され続けるバレエ作品「シンデレラ」。誰もが知るそのストーリーと世界観を一つひとつのプレートに表現した「メズム東京」のコラボランチ&ディナーを新国立劇場の舞台ともに味わってみては。
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