40万部突破のヒットマンガ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』待望の実写化！“亭主関白”竹内涼真のプロポーズに、“献身的”夏帆の答えは「無理！」

2025年10月スタートのTBS系火曜ドラマ枠で、夏帆さんと竹内涼真さんがW主演を務める『じゃあ、あんたが作ってみろよ』の放送が決定。40万部突破の大ヒットマンガが待望の実写化となる。

“亭主関白”彼氏のプロポーズに、“献身的”彼女の答えは「無理！」

原作は第26回手塚治虫文化賞で新生賞を受賞した谷口菜津子さんによる同名マンガ(ぶんか社)。「このマンガがすごい！2025」オンナ編第4位、「CREA夜ふかしマンガ大賞2024」第1位と、各方面で高い評価を得ている話題作だ。

物語の主人公は、恋人のために献身的に料理を作り続けてきた山岸鮎美と、「料理は女が作って当たり前」と考える海老原勝男。大学時代から交際し、順調に見えた二人だったが、勝男のプロポーズに対する鮎美の答えはまさかの「無理！」。完璧だと信じていた恋愛に終止符を打った二人が、別れをきっかけに「当たり前」を見つめ直していく再生ロマンスコメディとなっている。

「脚本にパワーを感じた」夏帆がTBSドラマ初主演！

“恋人ファースト”で自分を見失ってしまった鮎美を演じるのは、TBSドラマ初主演となる夏帆さん。ハイスペック男性との結婚を夢見て“モテ”に全振りしてきた女性が、「自分らしさとは何か」を模索する姿を繊細に表現する。

夏帆さんは「オファーをいただいたときは、元々原作を一読者として楽しく読ませていただいていたこともあり、鮎美を演じている自分が想像できなくて、とても驚きました。『私でいいんですか･･･？』と」と、当時の心境を振り返る。それでも「なりふりかまわず飛び込んでみたい！と思えるパワーが、安藤奎さんの脚本にはありました」と出演を決意した理由を明かした。

初めは鮎美との共通点を探すことに苦心したが、「鮎美が抱えている問題は、きっと誰しもが抱いたことのあるものなんじゃないか」と気づき、自分自身と照らし合わせながら、どこか鮎美を見守るような気持ちで演じているという。

竹内涼真「心の中を覗き見されているような気分」

一方、亭主関白思考の勝男を演じるのは、『テセウスの船』以来約6年ぶりにTBS主演を務める竹内涼真さん。手料理に対してなにかと一言多い、自信家の男性を体現する。

竹内さんはオファーを受けた際の印象を「なんで僕に声をかけてくださったのか？と思って読んでみたら、まるで心の中を覗き見されているような気分になって(笑)」と正直に告白。「普段、自分が言っていることややっていることを、ちょっと見直さなきゃいけないなと思いました」と、作品が自身に与えた影響を語る。

さらに「『男たち、気づけ！』みたいな、すごくおもしろい題材ですよね。そんな素敵な作品からオファーをいただいたということは、『自分をちゃんと見つめ直せよ』って言われているようです(笑)」と、ユーモアを交えながら役への思いを表現した。

今までの「当たり前」を問い直す作品に

プロデューサーの杉田彩佳さんは、原作を読んで「変わっていく時代に、自分はどこまで追いついていけるだろうか」と何度も思ったという。

原作者の谷口菜津子さんは、「一見すると“時代遅れ”に見える勝男の反省と成長を見守る物語ですが、同時に“時代とともに変わっていく価値観”について、私たち自身が考える物語でもあると思っています」と作品の本質を語る。さらに「たくさんのスタッフさんやキャストの皆さんが意見を出し合い、この物語を再構築して、原作を超えるような作品になってくれたら本当にうれしいです！」と、実写化への思いを明かした。

ドラマ放送まで約2カ月。原作マンガで予習しておくのもおすすめだ。現在コミックスは1～3巻まで発売中。「マンガよもんが」では試し読みも可能なので、ドラマでどう映像化されるか想像しながら読んでみるのも楽しいだろう。

ドラマでは、初共演となる夏帆さんと竹内涼真さんの掛け合いにも注目したい。
「ご飯できたよ～！」
「ありがとう。いただきます。…うーん、なんか、茶色いおかずが多いね？ 酸っぱいものもほしいなぁ」
「そうね。ごめんなさい」
……でも、本当は言いたい、言いたかった！
「じゃあ、あんたが作ってみろよ！」

■『じゃあ、あんたが作ってみろよ』番組情報
放送：2025年10月スタート 毎週火曜22時～
放送局：TBS系
出演：夏帆、竹内涼真 ほか
原作：谷口菜津子「じゃあ、あんたが作ってみろよ」(ぶんか社)
脚本：安藤奎
プロデューサー：杉田彩佳、丸山いづみ
演出：伊東祥宏、福田亮介、尾本克宏
(C)谷口菜津子/ぶんか社

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