『かいけつゾロリ』30周年!原ゆたか「僕はいつまでも“プロの小学生”でいたい」
東京ウォーカー(全国版)

――11月25日全国ロードショーの映画『かいけつゾロリ ZZ(ダブルゼット)のひみつ』はいかがですか。個人的には、「かいけつゾロリ」を知っている大人が感動するストーリーになっていると思うのですが。
原:今回、脚本は吉田玲子さんに描いていただいて、すごくいい話になっていると思います。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』みたいに過去にタイムスリップして、ゾロリがゾロリママに会うストーリーなんですが、原作だとゾロリママは亡くなっているし、ゾロリも100歳を超えているし、そういうちょっと扱いにくい設定もちゃんと活かしてくれていてうれしいです。
あとは、山寺宏一さん、ももいろクローバーZの百田夏菜子さんをはじめとした声優陣が本当にイメージぴったりで、今まで以上にキャスティングには大成功していると思います。
百田さんもすごくかわいくて、これはゾロリが好きになっちゃうのも仕方がないな、っていうくらいきゅんとする仕上がりになっています。

原:後半は自分がウルウルしちゃって、自分が長いあいだ描いてきているから客観的に観られているかちょっとわからないんですが、昔「かいけつゾロリ」を見てくれていた大人もウルウルできる話になっていると思います。
それだけでひとつストーリーを描こうと思ってずっと温めてきた大ネタの、ゾロリのトレードマークである「ZZ(ダブルゼット)」の秘密も明かされます。

――ゾロリとゾロリママの話って、「かいけつゾロリ」の中でも何回か出てきていますよね。毎回、ゾロリの気持ちを考えると切ないけれど心温まるストーリーだと思いますが、何か狙いがあったりするのでしょうか。
原:子どもたちも大人になったとき、親から自立したとき、ひとりでがんばって生きていかないといけない。ゾロリのママはもう亡くなっちゃっていますが、もしゾロリママが生きていたら、ゾロリはママが大好きだし甘えんぼうだから、きっとママになんでも頼ってなにもしなくなっちゃう。
でもひとりだし、イシシとノシシという子分もいるから、なんだかんだがんばって生きている。大人になると大変なことがたくさんあるけど、がんばって生きてほしいっていうメッセージを込めていますね。

――最後に一言お願いします。
原:「かいけつゾロリ」は、今年で30周年です。子どもたちはもちろんなのですが、”あのころ子どもだった大人”たちにも、また「かいけつゾロリ」を思い出してもらえるとうれしいです。
大原絵理香
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