「スポーツを好きなまま生きていける社会に」アスリート＆スポーツ好きクリエイターに特化した新プロダクションレーベルが登場

金子みゆさんや折田涼夏さんといった、SNSでのバズをきっかけに活躍の場を広げるクリエイターを輩出してきた株式会社Uniiique(以下、Uniiique)は、アスリートやスポーツ好きのクリエイターに特化した事業部「CONNECT」(コネクト)を新設。

CONNECTは、Z世代の個性とトレンドを創り出すノウハウを活かし、“もっと自由に。もっと楽しく。”という想いのもと、SNSを通じて多様なスポーツの魅力を発信。若年層のスポーツへの興味・関心を喚起し、日本全体のスポーツ人口の拡大に貢献することを目指す。

また、旧来的な実業団型のビジネスモデルに依存せず、SNS発信を軸とした新たなマネタイズモデルを構築することで、アスリートやクリエイターが“好きなスポーツを続けられる環境”を実現。本記事では、そんなCONNECTについて詳しく解説する。

過去の経験からスポーツを“続けられる”社会を目指す

CONNECTでは、Uniiiqueで培ってきたマネジメント体制とクリエイターの育成方法を採用。クリエイターとともにSNSを中心に話題を作り、SNSから世界へと、活躍の場を広げるサポートをしていく。定期的に社内の講習や社外向けイベントにクリエイターを参加させることで、クリエイター自身のリテラシー向上のサポート体制も整えていくそうだ。

CONNECT事業部の責任者である磯拓馬さんは、「私自身、小学生からバレーボールに打ち込み、丸坊主で毎日練習に励むなか、本気で日本代表を目指していました。しかし、大学入学と同時に“身長”という現実的な壁に直面し、競技としてのバレーボールからは身を引く決断をしました。もともとは好きで始めたスポーツでしたが、競技性が強まるにつれ、将来や仕事との関係を意識するようになり、『続けるか、やめるか』の2択になってしまったのです」と、当時の苦悩を話す。

続けて、「今の時代、SNSという強力な発信手段があります。だからこそ、勝ち負けだけではないスポーツの楽しさカルチャーとしての魅力、自己表現の手段としての価値を、我々で届けていきたい。そして、アスリートやクリエイターが“プロ”や“実業団”に属さなくても、自分のペースでスポーツの魅力を発信し、経済的にも継続できる新しい選択肢をつくりたい。そんな想いから、CONNECTというレーベルを立ち上げました。スポーツが“続けられるもの”になるために、そして、一人でも多くの人がスポーツを好きなまま生きていける社会を実現できるように、私たちは挑戦していきます」と、自身の体験からCONNECTを立ち上げたことを明かした。

ここからは、CONNECT所属のクリエイターを一部紹介する。

菊野樹奈(Juna Kikuno)。バレーボール歴18年。インターハイと国体、春の高校バレー3年連続出場経験を経て、Vリーガーとして活躍。現在は地元・富山県でバレーボール活動を続けながら、SNS総フォロワー数約26万人のスポーツインフルエンサーとなった。

衣笠乃愛(Noa Kinugasa)。バレーボール歴18年。強豪の共栄学園出身で、インターハイ準優勝で春高バレー3位、ビーチバレーで茨城国体優勝の経歴を持つ。現在はビーチバレー選手として活躍し、「OSAKABEACH OPEN」優勝。2028年に開催されるロサンゼルスオリンピックに向けてトレーニング中。

榎本樹羅(Jura Enomoto)。陸上歴12年。種目は走り幅跳び/100メートル。大学時代はインカレ2位の経歴を持ち、現在は実業団「アストライア明石A.C.」に所属。“ムキ子”として陸上やトレーニングの楽しさを発信する活動を行う。

本城茉弥佳(Mayaka Honjo)。サッカー歴15年。中学で全国大会2位を2回経験し、高校でも全国大会出場。現在はなでしこリーグ1部の大学女子サッカーチーム「日体大SMG横浜」に所属。もともとSNS活動は一切していなかったが、TikTokアカウントの開設後、間もなく20万回再生を突破。リズムリフティングという新しいジャンルを発信している。

藤宮えな(Ena Fujimiya)。野球歴12年。現在は社会人野球チームでスポーツ活動を行い、趣味のバッティングセンターに通いながら、SNSで野球の発信を行う。

笠井彩愛(Kiari Kasai)。競技歴16年。競技は走り幅跳び。JRオリンピック2位、全中2位の経験を経て、現在は「静岡PHOENIX」で現役選手兼コーチとして活動。趣味のダンスも高い評価を受け、陸上の楽しさを広める「リクジョ(陸上女子)」として、陸上競技とそれに通ずる体の使い方のダンスを発信している。

海月らん(Ran Kaizuki)。中学時代はゴルフの強豪校に入部。高校進学のタイミングで、姉の背中を追いかけてアイドルデビュー。現在はアイドルグループ「HELLOYOUTH」の副リーダーとして活動をしながらゴルフの公式試合に出場し、スポーツインフルエンサーを目指してSNSでゴルフの魅力を発信している。

これらのクリエイターとともに、「スポーツ×クリエイターエコノミー」の掛け合わせで競技や業界の枠を超えた新たな価値創出を目指すCONNECTの今後に注目したい。

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