「初めての恋活」は100人と出会うことから…38歳彼女いない歴＝年齢の男が最後に掴んだ“幸せ”【作者に聞く】

2025年9月23日

東京ウォーカー（全国版）

「妙な寂しさ」が募り、マッチングアプリへ
恋活に気づいた「最終地点」
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38歳、彼女いない歴38年。職業は漫画家アシスタントで、女性との出会いがない日々を送るハルマキさん。一生一人で生きていくと漠然と考えていた彼が、マッチングアプリで恋活を始めた。今回は、その体験を描いた漫画『38才男が100人と恋活して1年で初彼女ができた話』を紹介するとともに、恋活について詳しく話を聞いた。

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「妙な寂しさ」が募り、マッチングアプリへ

上京して15年。ハルマキさんは一人の生活を満喫していたが、40歳を前にして時折訪れる「妙な寂しさ」を無視できなくなっていた。そんなとき、友人に彼女ができたと知り、自らも婚活を開始。

有名なマッチングアプリを3つ使い、1カ月以上やり取りを続けたが、実際に会う人はいなかった。しかし、33歳で服飾関係の仕事をする「ゆりさん」と初めて会ってからは、さまざまな女性との出会いを経験する。

恋活に気づいた「最終地点」

恋愛に不慣れだったハルマキさんは、多くの人と出会うなかで「どうやって人を好きになるんだろう」という悩みに直面する。マッチングアプリの楽しさについて、「メッセージのやり取りで相手に会うのが毎回ワクワクしました」と語る。いろんな人の経歴や価値観に触れられるのも楽しかったという。

しかし、つらかったのは、自分だけでなく相手も複数の人と会っている可能性があるため、どうしても比較されてしまうことだった。「この人いいな」と思っても、相手の気持ちが同じでなければ、関係を深めるのは難しかったという。その経験から、「この恋活はいつか上手くいくのか」と苦悩した日々を明かした。

恋活をするうえで心がけたことについて、「自分語りや自慢話をなるべくしない」「とにかく相手の話を聞いて、話しやすい場を作ること」を意識していたという。しかし、「まるでインタビューみたいになってしまったときもあって、それはよくないなって反省しました」と苦笑した。

本作の見どころは、「38歳で恋愛経験がない僕の迷走やダメダメっぷりを見てもらいたい」という点。1年で100人の女性と出会い、多くの別れを経験したハルマキさんが、最後に「この人とは、もう1度会いたいかも」という感覚を見つけ、初めて「恋活」をしていると感じるまでの物語だ。