パーソナルジムは意外と身近!?イメージ調査とインタビューで現状のトレンドに迫る
東京ウォーカー(全国版)
近年、健康志向の高まりを受け、パーソナルジム市場は拡大傾向にある。テレビCMやSNSを通じて認知も広がる一方で、「料金が高そう」「自分には敷居が高い」と感じ、興味を持ちながらも一歩を踏み出せない人も少なくない。
そこで、パーソナルジム情報サイト「ZERO BODY」は、全国20〜59歳の男女2000人を対象に「パーソナルジムに関するイメージ調査」を実施した。
認知は約8割、現在入会している人は4%
「パーソナルジム」に対する関心度(認知・関心・行動)を調査したところ、「パーソナルジムを知っている」と答えた人は全体の78%にのぼった。街でパーソナルジムの看板を目にしたり、SNSの投稿に触れたりすることで、認知度が着実に高まっていることがわかる。一方、現在入会している人は4%、過去に入会していた人は5%という結果に。
さらに「興味がある」と回答した人も約3割に達しているが、内訳としては、
・19%:「関心はあるものの、情報収集すらしていない」
・5%:「調べたことはあるが、来店予約にはいたらなかった」
・5%:「体験やカウンセリングに行ったが、入会まではいたらなかった」
となっている。
若い世代ほど積極的に情報収集・実際に入会している現状──年代別の特徴も明らかに
20代では、「過去に入会経験あり」「現在入会中」といった実際に行動した人が17%と、年代別で最多である。若い年代ほど利用へのハードルが低いことがうかがえる。
30代は「興味はあるが情報収集はしたことがない」が17%、40代は22%となっており、気になってはいるが踏み出せていない層が一定数存在する。
その一方で、50代では「興味がない」と答えた人が51%と半数を超え、ほかの年代に比べ関心が低い層となっている。実際に通っている人もごくわずかである。
まとめると、
・20代:行動層が最も多い
・30代・40代:気になっているが踏み出せていない層が存在する
・50代:関心が薄い
という構造が明らかになった。
「料金が高そう」というイメージが行動を止めていることも
今回の調査で浮かび上がったのは、パーソナルジムへの関心度や行動の段階によって「料金が高そう」というイメージの強さが異なるということだ。特に、まだ情報収集をしていない人ほど、漠然と高くて自分には縁がないと思っている印象がある。
関心はあるが情報収集はしていない層
興味はあるものの情報収集をしていない人からは、
・料金が高そう
・自分には敷居が高い
・健康意識が高い人が通っていそう
といった回答が目立った。
テレビCMやSNSの広告でよく見る劇的なビフォーアフターや、テレビの特集・SNSで発信される特別な人だけが受けているトレーニングの様子が、かえって「自分には無理かもしれない」という思い込みを生んでいるのかもしれない。
■情報収集はしたが来店していない層
一方で、情報収集をしたことがある人からは、
・効果が出そう
・料金が高そう
・食事指導もしてくれそう
といった声が多く見られた。
「料金が高そう」と感じる人は32%で、情報収集をしていない層と比べて12%減少している。
その代わりに「効果が得られそう」といったポジティブな印象を持つ人が増加。「料金は高いけれど、それに見合う結果が得られるのではないか」と期待する声が強まっている。情報を得ることで漠然とした不安が和らぎ、前向きな気持ちへと変化した可能性がある。
■体験・カウンセリングを受けたが入会していない層
この層では次のような意見が多く挙がった。
・人に見られずにトレーニングできそう
・結婚式前などのイベント前に通う場所
情報収集の段階で強かった「料金が高そう」「敷居が高い」といった不安は薄れ、より現実的な利用シーンを具体的に描ける段階へと変化しているのが特徴となっている。
パーソナルジムへの疑問を運営会社に質問、コストやメリットに迫る
本調査を実施したパーソナルジム総合情報サイト「ZERO BODY」の運営会社である株式会社Ritoliaに、調査の背景やパーソナルジムの現状について聞いてみた。
――パーソナルジムのイメージ調査を実施された意図について教えてください。
パーソナルジムは「料金が高そう」「通うのが大変そう」といった先入観を持たれがちですが、実際には店舗数の増加や価格の多様化により、より身近なサービスになりつつあります。
そこで本調査では、未体験者と経験者でどのようなイメージギャップがあるのかを明らかにすることで、業界全体の認識改善や、これからパーソナルジムを検討する方々の判断材料になればと考え、実施いたしました。
メインターゲットは20〜50代の男女ですが、パーソナルジムに通う学生やシニア層も増えていますので、その方々にも参考にしていただきたいです。健康意識や興味はあるものの「まだパーソナルジムに通ったことがない層」を中心としています。
――記事にある通りパーソナルジムはコストが高いイメージがありますが、実際の価格帯はいかがでしょうか?
パーソナルジムという言葉が世の中に広がってきた過去は、食事指導つき・2カ月〜6カ月ほどの短期集中でダイエットをする、というシステムが主流だったため、最低でも30万円はかかるようなコスト感でした。
しかし、パーソナルジムへのニーズの多様化により、最近では月額3万〜5万円前後の通い放題プランや、1回あたり5000円〜8000円のチケット制を導入する店舗も増えています。
そのため、以前のように「一部の高級志向の方向け」というよりも、「自分のライフスタイルに合わせて無理なく通える」価格帯に広がってきているのが実情です。
――パーソナルジムの最大のメリットは何だと思いますか?
「最短距離で結果を出せること」だと考えております。専門知識を持つトレーナーによる個別指導を受けることで、自己流トレーニングにありがちな誤ったフォームや無駄な努力を避け、効率的に成果を出すことができます。
また、食事管理やモチベーション維持といった「習慣化のサポート」も受けられる点が、継続率の高さにつながっています。
パーソナルトレーニングは予約をして受けるものなので、一般的なフィットネスジムよりもよい意味で拘束力があります。「運動は嫌いでも、次の予約をいれるから頑張って行ける」というように、トレーニングが習慣化していく方も多くいます。
――最後に一言どうぞ!
パーソナルジムは「一部の意識が高い人のための場所」ではなく、むしろ「運動が苦手な人ほど成果を感じやすい場所」になっています。
一度でも体験してみることで、これまでの「パーソナルジムのイメージ」が変わる方も多いです。サイト「ZERO BODY」では、全国のジムの料金や特徴をわかりやすく比較できるように情報を整理していますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。
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