愛猫を亡くした私のもとに新しい“猫”が来た!?「喪失感は埋まったが不安が…」「猫の姿でなければ追い出してる」の声【作者に聞く】
東京ウォーカー(全国版)
「1年もひきずっているのは変なのかな?」。愛猫・クロが天国に旅立ってから早1年が経過。しかし立ち直ることができずにいた女子高生はいまだに沈んだ気分で毎日を過ごしていた。そんな彼女のもとに新しい猫が来た!…いや、正確には“猫”ではない。“猫らしきもの”と出会い、彼女の日常に変化が訪れる物語である。
本作『猫を亡くした私の元に新しい猫が来た話』を読んだ読者からは「私のところにも来て…」「泣いた。猫が死んだら心に猫型の穴が開くから猫でしか埋まらないんだよね」と共感する声もあれば、「さすがに多すぎる…」「喪失感は一気に埋まったが、不安しかないw」「図々しすぎて猫の姿じゃなかったら追い出してる。でも仮にも猫の姿を取られたらね…まーしょーがないね」とちょっと複雑な感情を抱いた読者までさまざまだ。
本作の作者は各種漫画配信サイトにて配信されている『悪役令嬢は、骨になっても復讐したい!』を描いたSeNMU(@SeNMU0107)さん。本作について読者からは「ギャグとは珍しい」「珍しく明るい作品ですね!」と驚きの声があがり、「今までの作風と違いすぎてみんな困惑してるの笑う」とコメント欄が盛り上がったほどだ。SeNMUさんに本作について話を聞いてみた。
――普段のSeNMUさんの作風と違いすぎて、フォロワーさんたちは「ほかの作品との温度差よ」「この作者にしてこの驚きの平和度」「平和だな…でもなぁ…作者がな…」「平和が怖い」などザワつきを見せました。読者コメントを読んでどう感じましたか?
普段はホラー系やグロテスク系を中心に描いているので、なんとなく反応は予想していました。みなさんに裏があるのではないかとドキドキして読んでもらえたならとてもうれしいです。続きも描きたい欲があるので、このまま平和に進むかそうならないか…いろいろと考えるのが楽しいですね。
――作風が異なる本作を描いたきっかけやこだわった点は?
私自身が猫を飼っており普段からその子の悪魔っぶりに振り回されていたので、それを形にしてみようと思いました。こだわった点は、人語を喋る7匹の猫が登場しますが、猫らしい自由奔放さはしっかり含ませたいと考えながら描いた覚えがあります。
――本作は英語バージョンをはじめ、世界各国の言語バージョンが存在しますが、何カ国語作られましたか?また作った理由は?
今回の作品は日本語を含めた五カ国語を用意しました。普段の作品がなかなか人にすすめづらい部分もあるかと思いますので、比較的平和な今回の話は多くの国のいろいろな方に読んでいただけるといいなと思いました。
作中では「私の知ってる猫と違う…」と戦々恐々とする主人公の女子高生が描かれ続け、とても平和とはいえない展開を見せているが、それでも読者たちは「へ…平和だ…!」「平和……だと!?」「ビクビクしながら読んでたが何ごともなく平和だった」という感想を寄せている。“ただの猫”とは言いがたい生き物が登場する本作、作者は続編への意欲も満々のご様子だ。読者たちの心配が的中する展開に描かれるのか、それとも裏切り続けるのか…今後の展開にも注目である。
取材協力:SeNMU(@SeNMU0107)
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