人生で一度は見てみたい!!秋冬限定の絶景!「ダイヤモンド富士」を一望【無料展望室シリーズvol.9】
東京ウォーカー(全国版)
これまで東京都庁をはじめとする“お役所展望室”を紹介してきた本シリーズ。無料で利用できるうえ土日祝日にも開放し、さらには夜間開放も行って夜景まで楽しめる…というお得な展望室を紹介してきたが、今回はちょっとイレギュラーで紹介したい展望台がある。土日祝日は閉館し、夜間開放も行っていないが、無料で楽しめてこの時期にぜひ訪ねてほしい“お役所展望台”である。
「ダイヤモンド富士」を一望!シーズン限定の神々しい姿を拝む
その展望台とは、千葉県鎌ケ谷市役所の屋上にある「かまがやスカイビュー」だ。こう言ってはなんだが、テーブルも椅子もない殺風景なただの屋上である。だが、毎年秋シーズンになると超絶人気のスポットと化すのだ。なぜなら「ある絶景と対峙することができるから」。日本人なら一度は見てみたい人も多いのではないかと推測するその絶景とは…!?展望台の料金も無料でお得だが、目にした絶景はプライスレス!!その絶景について、鎌ケ谷市企画政策室の長谷川さんに話を聞いてみた。
――かまがやスカイビューからはある絶景が見られると聞きました。その絶景とは何でしょうか?
太陽が富士山の山頂に沈んでいく光景の「ダイヤモンド富士」ですね。例年、11月に1回と2月に1回の合計2回、ダイヤモンド富士のベストビュータイムが訪れます。また、気温が下がり空気が澄んでくる11月から3月までは、屋上開放時間を8時30分から17時45分まで延長しています(※通常の開放時間は8時30分から17時)。
――立派な機材を持参される人も多いと聞きましたが、「ダイヤモンド富士」は肉眼でも見れますか?
大丈夫ですよ、肉眼でしっかりと見えます!富士山以外にも、東京スカイツリーや筑波山も見えて圧巻ですよ。
――今シーズンの「ダイヤモンド富士」のベストビュータイムを教えていただけますか?
今シーズンですと2025年11月8日(土)の16時29分ころと、2026年2月2日(月)16時59分ころがベストビュータイムです。2025年11月8日は閉庁日ですが、屋上を15時30分から17時15分まで特別開放します。
――ベストビュータイムの日には多くの人が訪れますよね。当日に注意することなどはありますか?
そうですね。「高さ150センチを超える資材は持ち込めない」ということと「三脚などを設置して長時間置いたままにすることは禁止」ということでしょうか。「鑑賞会」は行いませんので、申し込みは不要です。
――かまがやスカイビューには椅子やテーブルなどの休憩スペースはないんですよね?ちょっと休憩できるような場所はほかにありますか?
かまがやスカイビューはR1階の屋上となり、そこには何もありません。休憩できる場所としては、R2階に屋上展望喫茶室(11時~16時)があります。屋上展望喫茶室へはR1階から階段をご利用ください。または、B1階にも休憩コーナーがあります。
――屋上展望喫茶室には何がありますか?
飲料の自動販売機と、椅子、テーブルがあります。東側には大きな窓がありますが、西側には窓がありませんので夕景は望めませんし、開放時間も16時までなのでもちろん「ダイヤモンド富士」も見えませんのでご注意ください。
――「ダイヤモンド富士」が見られる日は夕景がおすすめだと思いますが、それ以外の日のおすすめの時間帯はありますか?
そうですね…。日が短くなるこれからの季節は、やはり夕暮れどきや日没後がおすすめですね。
富士山の山頂に太陽が落ちていく絶景「ダイヤモンド富士」。一度はこの目で見てみたい景色である。今年のベストビュータイムのひとつ、2025年11月8日は土曜日で屋上が特別開放されるとのことなので、このチャンスに訪れてみてはいかがだろうか?
取材・文=大庭かおり
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