「子ども会の役員は地獄?」地域の“圧”で2度目の役員が回ってきた母…抜けられない“強制労働”というリアル【作者に聞く】
東京ウォーカー(全国版)
自治会のなかにある子ども会は、子どものためとはいえ親の負担が大きいものだ。今回は、まさかの2度目の役員が回ってきた実体験を赤裸々に描く新庄アキラさん(@shinjo_akira)の漫画『子ども会の役員が再び回ってきた話』を紹介するとともに、詳しく話を聞いた。
「誰もやらない」3時間沈黙の末の「役員2周目」
次年度の役員決めの日。経験者が多いなか、未経験の三浦さんが「来年度はPTA役員をやるので、できません」と爆弾発言。PTA役員は子ども会役員を免除される規定があるため、残された4名は絶句した。誰も「自分がやる」とは言わず、気まずい沈黙が3時間流れた末、あみだくじで破天荒キャラの松子さんが会長に決定。新庄さんは会計となり、不安を抱えた新役員の幕が上がった。
簡単に1年間をやり過ごしたいと思っていた新庄さんだが、松子会長は年間行事計画の段階から「内容盛りだくさんで、子ども会を盛り上げていく!!」とやる気満々。なんと月に1回の企画開催が決定し、当初の予想を大きく上回る負担が新庄さんにのしかかることとなった。
子ども会役員を2回経験したことについて、新庄さんは、長男の入学時は地域の「圧」で入会せざるを得なかったと明かす。当時は「兄弟のうち1度役員をやればもうやらなくていい」と聞いていたが、少子化で途中で抜ける家庭が増え、結果的に「役員2周目」を経験することになったという。
「いらない派」の作者が語る、負担が大きすぎる理由
「少子化の問題、『抜けたいけど抜けられない』葛藤、キャラの濃い母親たち、子ども会の存在意義など――母親なら同じような経験をする方も多いと思い、私自身に起きた“大変だったこと”をあえて笑いに変えて、おもしろおかしく描くことにこだわりました」と、創作の動機を語る。
会長の松子さんのモデルは実在の人物だ。「暴走して周囲を振り回しながらも、完全に嫌なやつではなく、どこか憎めないキャラクターになるよう工夫しました」と話す。
毎月企画をやるのは大変だったが、「役員が考えた企画や行事を子どもたちが楽しそうに参加してくれている姿を見て、すべてが報われたように感じました。普段は関わることのない地域の方と積極的に話す機会が持てたのは、本当によかったと思っています」と、大変さの裏にあった価値を語った。
子ども会についての個人的な意見として、新庄さんは「私は『子ども会はいらない派』です。毎年耳に入ってくるのは親同士のトラブルの話ばかりだからです」と語る。負担が大きすぎる原因の一つは、「運営のやり方が30年前とほとんど変わっていなかったことにある」という。「『自分たちの代で変えるのは避けたい』という空気があり、そのまま次の年へと形だけが引き継がれていってしまったのです」。
しかし、地域の人たちと関わりが持てたり、子ども同士のつながりが生まれたりすることには価値がある。「だからこそ負担を減らし、もっと気軽でカジュアルな形に変えていけるのであれば、子ども会という存在も『アリ』なのかな、と思っています」と提言した。
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