認知症の祖母に「財布を盗られた」と疑われ…介護で追い詰められた孫が気づいた大切なこと【作者に聞く】
東京ウォーカー(全国版)
アルツハイマー型認知症と診断された祖母・きみ子さんの介護を長く担ってきたさとみさん(@satomi_qoljojo)。同居している一番身近な身内ということもあり、きみ子さんから「財布を盗った!」と疑われたり、昼夜問わず付きまとわれたり、深夜に一人歩きしようとするきみ子さんを止める日々が続き、睡眠不足になることもあった。
そんななか、きみ子さんは介護サービスを受けるために認定調査を受け、「要介護2」と判定される。事前予想ではもっと軽い「要支援」かもしれないという話もあっただけに、さとみさんは自分の苦労が報われたような気持ちになったという。しかし、介護度が低ければ介護が楽という考えは間違っていると、のちにコミックエッセイ『嫌いから可愛いになった私のおばあちゃん 〜認知症介護実録〜』で気づいた。当時の心境について聞いた。
「要介護2」の判定は、苦労が報われた証
彼氏から「要介護認定の重い軽いで介護が楽か楽じゃないかの判断基準にはならない」という言葉があった。さとみさんは、この話を聞いたときの心境を「重労働であることを認めてもらえたようで、周りにどう思われているかは置いといて素直にうれしかった」と語る。
作中で「軽い区分だから楽だという考えは間違っている」と触れたことについては、「一般的には『軽い区分=自分でできることが多い』という認識ですが、苦悩はそれぞれだと実感しています。動けるぶん遠くに行ってしまったり、口が達者なら罵声や大声などで精神がえぐられたりする。私の場合は、おばあちゃんが思ったことをガンガン言うので、外から見たらとても元気で介護もそんなに大変そうではないと思われていても、結構精神は削られていた、なんてこともありました」と説明する。
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