「もっと頭使えよ、小学生じゃないんだから」会社に行くのが憂うつ「あと6時間で退社」心を無にしたら病んだ話【インタビュー】
東京ウォーカー(全国版)
毎朝、出社すると前日の仕事内容や進捗について上司から注意を受ける。それも「もっと頭使えよ、小学生じゃないんだから」と威圧的な態度で怒られることが続くと、退社時間ばかりカウントするようになった。「あと6時間我慢すればいい」と、心を無にして働いていると…?今回は、クマ(@cumacuma_cuma)さんの描く『小さなクマに憑かれた女子社員』を紹介するとともに話を聞く。
怒鳴る上司に萎縮して相談できない部下。パワハラ上司に負けたくない
クマさんが描く漫画ブラックマのシリーズは、おもに人間関係や職場の闇を取り上げている。「本作は『気弱な社員がブラックマに憑かれて強くなる』という話です。営業部の女子社員・立花ゆう子が上司のパワハラに悩むシーンから始まります。仕事ができないために上司に怒られる、苛烈な言葉に立花さんは思考を止めてしまい、問題は解決しない…負のループ。そんなある日、ブラックマというぬいぐるみを手に入れます。夢に黒いクマが出てきて『このままでは君は会社をクビになる』ー。 ファンタジー色が強いので「ハラスメントの話は苦手だな」と思う方にも楽しんで読んでいただけると思います」と、作者のクマさんは見どころを話す。
主人公の立花は、「申し訳ありません」と謝罪することが多い。上司に𠮟責され、「相談しろよ!」と言われるが、怒られるのが怖くて相談できない。仕事のミスも多く、謝るばかりで「あと6時間すれば帰れる」と、心を無にして過ごすようになった。通勤時間は憂うつ。食欲もない。そんなある日、子どもとぶつかって、自分が泣いていることに気づかされる。
「お腹痛いの?」と子どもに聞かれ、状況を変えないといけないのに、謝っていればそのうち終わると思考停止になっている自分の立場がみえてきた。わかっているのに行動に移せないことがつらかった。そのまま電車を降りて、会社を欠勤。子どもから「幸運のお守り」と、クマのお守りを譲ってもらう。すると、立花は人が変わったように働き出した。
実はクマさんもブラックな企業に勤めていた経験があるという。「漫画は実体験をそのまま描くのではなく、いろいろな要素を加えたり設定をガラッと変えたりして、読む人が自分と重ねて傷つかないように『創作』として成立させています。 漫画はエンタメ、社会風刺はいいけれど、特定の個人を非難するものであってはなりません。エッセイにならないよう、そこは気をつけています」と話す。
特に「最近はできるだけハッピーエンドか希望を持てる形で終わらせるよう心掛けています。 リアルの社会は厳しいものです。物語の中でくらい幸せになってほしい、と思いながら漫画を描いています」。つらいつらいと憂うつな気持ちで出社していた、立花。幸運のお守りを手にしてからは、人が変わったように猛烈に働き出した。しかし、変えなえればいけないのは、社員たちが残業を繰り返して成り立つような会社ではなく、人が辞めていき、常に人手不足な会社であることに気づかされていく。
取材協力:クマ(@cumacuma_cuma)
※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。
この記事の画像一覧(全122枚)
キーワード
- カテゴリ:
- タグ:
- 地域名:
テーマWalker
テーマ別特集をチェック
季節特集
季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介
全国1400カ所のお花見スポットの人気ランキングから桜祭りや夜桜ライトアップイベントまで、お花見に役立つ情報が満載!
ゴールデンウィーク期間中に開催する全国のイベントを大紹介!エリアや日付、カテゴリ別で探せる!
おでかけ特集
今注目のスポットや話題のアクティビティ情報をお届け
キャンプ場、グランピングからBBQ、アスレチックまで!非日常体験を存分に堪能できるアウトドアスポットを紹介







