太宰府名物!創業大正11年以来、ずっとかわらない梅ヶ枝餅「かさの家」
九州ウォーカー
太宰府天満宮の参道沿い、太宰府の「梅ヶ枝餅」の老舗として多くのファンが訪れる「かさの家」「茶房・ぎゃらりーかさの家」。創業大正11年、旅人を宿泊させ、食事を提供する旅籠(はたご)として始まり、同時に梅ヶ枝餅を販売する。

創業大正11年、まもなく100年を迎える「梅ヶ枝餅」の老舗
参拝とともに周辺の名所を巡る“さいふ詣り”の旅人に喜ばれていた時代から、変わらぬ味と製法で現在も太宰府天満宮参道に4店舗を構える。もち米とうるち米をブレンドした生地で上品で、ほのかな甘さの粒あんを包み、香ばしく焼き上げた梅ヶ枝餅は、長年愛され続ける人気の一品だ。

また、「かさの家」の食事処では、“四季折々の旬の食材を味わってほしい”と、季節ごとの食事メニューも充実。近くには「かさの家」が厳選したてのごい(手ぬぐい)を販売する「てのごい家」もあり、太宰府らしさを楽しめる。

風情ある「茶房・ギャラリーかさの家」では、窓から見える四季折々の中庭を見ながら、アンティーク家具に囲まれ、ゆったりとした特別な時間を過ごすことができる。

1番人気は「抹茶セット」(650円)で、しっかりとたてられた濃いめの抹茶と梅ヶ枝餅の組み合わせは至福。四季を感じる贅沢な空間で味わえば、より一層美味しく感じられる。「茶房・ギャラリーかさの家」ではドリンクとのセットから利用可能。

もっちりとした薄い生地をパリッと焼き上げ、中にはふっくらと炊き上げた十勝産の小豆が入る。粒あんは、縁起がいいとされる献上願塩(天草の塩)が使用されており、甘味を引き出している。香ばしさとモチモチした食感が特徴だ。

香ばしさの秘訣は使い込んだ焼き型と熟練の焼き上げ方。火力とスピードを調整しながら2枚の型で平たく仕上げていくと、外はパリッ、中はもちっとした梅ヶ枝餅に。その場で食べるのがおすすめだが、持ち帰りならオーブンで温めれば、パリッとした食感がよみがえる。
参拝のついでと言わず、100年の歴史を紡ぐ梅ヶ枝餅を、ぜひ食べに訪れてみてほしい。
[かさの家]福岡県太宰府市宰府2‐7‐24(太宰府天満宮参道) / 092-922-1010 / 9:00~18:00 / 無休
【九州ウォーカー編集部/取材・文=安藤エリカ、撮影=鍋田広一(パンフィールド)】
安藤エリカ
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