特別公開講座・横浜学「横浜と農業」が開催!
横浜ウォーカー
関東学院大学×横浜ウォーカーのコラボイベントとして開催されている特別公開講座「横浜学」。12月17日、第28回となる講義が開催された。テーマは「横浜と農業」。

最初に登壇したのは東洋大学 文学部史学科教授、大豆生田稔先生。大正時代以降の横浜の農業について、詳しい資料を交えて解説してくれた。都市化・工業化に伴い人口が大幅に増加した横浜では、農産物の需要が拡大。それまで米や麦が主流だった横浜の農業に、野菜・果物・花き栽培・畜産が台頭し、多様化されていった経緯について解説した。
続いて、横浜市環境創造局 みどりアップ推進部 農政担当部長、平山 実先生が登壇。横浜における農業の現況と農業振興への取り組みを紹介してくれた。横浜市は1968年(昭和43)の新都市計画法によって「市街化区域」と「市街化調整区域」に線引きし、農地や山林を計画的に保全してきたと説明。現在は、直売所の整備や地産地消の推進活動を行い、横浜市の都市農業を振興しているという。
最後の登壇者は横浜市金沢区で500年以上農業を営む永島農園の代表、永島太一郎先生。「連携・発信・挑戦」をテーマに、横浜の農業の実情について語ってくれた。地元飲食店や農家仲間、大学などとの連携も進めているという永島先生。「人がすぐ近くにいることが都市農業の強み。その点でも、横浜の農業はまだまだ可能性を秘めています」と力強い言葉で講義を締めくくった。
横浜の農業発展の歴史から始まり、市が取り組む農地保全の仕組み、農業の楽しさや都市農業の可能性まで三者三様に語られた今回の講義。「農業」を身近に感じることができる内容となった。
次回は「横浜の中華街」をテーマに2018年2月中旬に開催予定だ。
【横浜ウォーカー】
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