1月下旬から梅の花が楽しめる 「大倉山公園梅林」は、横浜で数少ない観梅スポット!

横浜ウォーカー

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駅からトコトコと急坂をのぼり山のてっぺんには、ジモトの憩いの場として愛されている「大倉山記念館」がある。さらに、ちょっと先まで足を伸ばすと、梅林があるのをご存知だろうか?

この「大倉山公園梅林」は、梅シーズンになるとイベントも開催され、多くの人が訪れる観梅スポットとして、ジモトの人たちから大切にされている梅林なのだ。

かつては、横浜屈指の梅林として知られた公園。現在でもジモトに愛される観梅会を開催!


もともとは、1931(昭和6)年に、東急電鉄が駅利用者の誘致目的で整備したのがはじまり。最盛期の1937(昭和12)年頃には、14種1,000本を超え、観梅号なる臨時急行が駅に停車するほどだったが、戦争の燃料用に伐採されたり、食料不足を補うためのイモ畑にされたりと、次第に荒廃していったそう。

しかし、現在は市の所有となり、32種類、約200本の梅が1月下旬から3月にかけ、早咲き→中咲き→遅咲きと楽しめるという。

公園の中央の「淡路枝垂」(大)。1つの枝に淡い紅、紅、白の花が咲く「思いのまま」(右上)、花弁を支えるガクが緑色の「緑萼梅(りょくがくばい)」(右中)。濃い紅色の「紅千鳥」(右下)


さらに、梅林では、毎年恒例の「大倉山観梅会」が2月下旬に開催されている。この春の訪れを告げるイベントに、昨年は60,000人もの来場者が訪れにぎわったという。期間中は、和太鼓や筝、尺八など和楽器による奥ゆかしく力強い演奏や、ソーランや舞踊、獅子舞などの演目を特設ステージで開催。そのほか、商店街などによる出店などもあり、観て聴いて味わえる三拍子揃った内容が魅力だ。2018年の開催は、2月17日(土)・18日(日) 10:00〜16:00の2日間を予定。梅に囲まれた、春らしい空間に酔いしられるはず。

ジモトの伝統芸能などがステージ上で披露される(2017こうほく梅の写真コンテスト入賞作品より銀賞「春を寿ぐ」)


また、大倉山がある港北区は、区の花に「梅」を採用している。そこで、毎年梅のシーズンに「梅」をテーマとした、大倉山観梅会や区内で撮影した写真展「こうほく梅の写真コンテスト」(1月1日[祝]~3月31日[土])に、大倉山観梅会や区内で撮影した写真を募集「締切4月5日(木)」)を開催。さらに、昨年の入賞作品を展示する「2017こうほく梅の写真コンテスト入賞作品展」も、大倉山記念館にて開催される(2月20日[火]~2月26日[月]10:00~17:00[初日は13:00~])。出かける時は、カメラを持って梅の写真を撮っておこう!

【写真を見る】メジロが訪れたら春はすぐそこ!(2017こうほく梅の写真コンテスト入賞作品より最優秀賞「春はまだかな」)


梅のシーズン中は、きっと訪れるたびに違う種類の梅が出迎えてくれるはず。「あったかいお茶でも飲みながら梅を眺めて、春の訪れを待ちたい」そう思わせてくれる、ほっこり和むスポットに出かけてみよう!

庭師によって、シーズンオフも綺麗に整備。散策にもおすすめの公園だ


【取材・文=北村康行】

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