「消えてほしい」といじめられる女子高生。彼女を救ったのは“顔面崩壊”した教師だった?【作者に聞く】

東京ウォーカー(全国版)

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「take over」第1話_P001鳩ヶ森(@hatogamori)

勉強が苦手で、クラスメイトから「なんであんな簡単な問題がわからないの」「消えてほしい」と心ない言葉を浴びせられていた主人公・荒木ユリ。自分自身も「消えたい」と願っていたとき、校庭で一人の教師と出会う。しかし、その教師は自分のことをこう言った。「幽霊だけどね」と――。

「take over」第1話_P002鳩ヶ森(@hatogamori)

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「take over」第1話_P005鳩ヶ森(@hatogamori)


幽霊の顔が怖すぎる? 実は「時短」のため


全4話のショートホラー漫画『take over』。第1話の配信時には、インパクトのある幽霊のビジュアルに「すごい顔…」「びっくりした」と読者が騒然となった。 作者の鳩ヶ森さん(@hatogamori)は、この顔にした理由について「生きている人間とは明らかに違う存在に見えるようにしました。無表情でどれだけ喜怒哀楽を表現できるか試したい気持ちもありました」と語る。 しかし、一番の理由は意外なものだった。「手間をかけず簡単に描けるようにしたかったというのが本音です。あの顔面のおかげで、先生を描く際はかなりの時短になりました(笑)」

読者の声で「バッドエンド」を回避


物語が進むにつれ、読者からは「だんだん優しく見えてきた」「こういう先生から学びたかった」と、幽霊教師への好感度が高まっていった。 実は当初、第4話でバッドエンドにする構想だったという。 「ホラー漫画ですし、嫌な後味のほうがよいだろうと考えていました。しかし、pixivのコメント欄で先生への好感度がかなり高くなっていたため、慌ててハッピーエンドに変更したんです」

読者のリアルタイムの反応を見て結末を変えた鳩ヶ森さん。「ハッピーエンドにしてよかったと心から思います。厳しい時代ですが、若い人たちに自分らしく楽しく生きのびてほしいと願うエールを織り込みました」と語る。

作中、「やっと呪いを引き継いでくれる身代わりができた」という意味深なセリフも登場するが、その真意とは。読者から「全然ホラーじゃない、いい話」「胸に込み上げるものがあった」と絶賛された結末をぜひ見届けてほしい。

なお、鳩ヶ森さんは自身初のミステリー漫画『仮門(かりもん) 消えた少女―10年目の真実』も発売中だ。10年前の幼女失踪事件の真相を追う本格派作品となっているので、こちらもあわせて読んでみてほしい。

取材協力:鳩ヶ森(@hatogamori)

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