「全裸で倒れたいた父」は原因不明の病状→医師が告げた「悪性腫瘍か白血病」という残酷な二択【作者に聞く】
東京ウォーカー(全国版)
右耳難聴や母親の看取りを描いた漫画で知られるキクチさん(kkc_ayn)。今回は、母の死から2年後に倒れた父を描く『父が全裸で倒れてた。』から、病状究明のために重い決断を迫られるエピソードを紹介する。
「なぜ病院に行かなかった?」巨大な腫瘍への疑念
ICUに戻った父について、主治医から「悪性腫瘍か白血病の可能性が高い」と告げられる。CTの結果、左脚のそけい部リンパに腫れが見つかったのだ。
キクチさんは「ゴルフボール大と聞いて、『なぜ父は病院へ行かなかったんだ?』と疑問が浮かびました。同時に、ここまでスルーしていた病院側にも『?』が。母の脳腫瘍も手遅れで見つかった過去があり、やはり自発的に検査を要望しないと自分を守れないと強く感じました」と語る。
「誰か決めてよ」孤独な決断
原因特定には、全身麻酔で検体を取り出すしかない。延命措置の確認に続き、またしても同意書へのサインを求められる。 「父の暴言に疲れ『もう延命なんてどうでもいい』と思ったのに、いざ選択を迫られると深刻に考えてしまいました。『どうでもいい』は『私以外の誰かが決めてくれ』という心の叫びだったのかもしれません」
しかし、現実にはキクチさんしか決断できる人間はいない。「母が生きていれば、この痛みを分け合えたのかもしれません」。たった一人の家族として、キクチさんは再び重いペンを握る。
取材協力:キクチ(kkc_ayn)
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