小5の娘が「先生ガチャ、ハズレた!」と悲痛の叫び→何でも運任せにする時代に、第一印象で決めつける現代っ子のシビアな本音とは?【作者に聞く】
東京ウォーカー(全国版)
新学期のクラス替え。誰と同じクラスになるのか、担任は誰なのか――。親子共に期待と不安が入り混じるこの季節、帰宅した娘の口から飛び出したのは「先生ガチャ、ハズレた!」というあまりに現代的で、そして残酷な一言だった。
二児の母であり、日常のリアルなエピソードを漫画で綴るゆめかな(
@yumekana_nikki
)さん。本作『〇〇ガチャにハズレた!』は、SNSで話題の言葉「ガチャ」が子どもたちの学校生活にまで浸透している現状と、それを見守る親の葛藤を等身大で描いている。
「何でもガチャをつけるんだなぁ」 驚きと先生への同情
春休みから理想の担任を夢想していた娘にとって、発表された結果は納得のいくものではなかったようだ。その落胆を表現した「先生ガチャ」という言葉。
ゆめかなさんはインタビューで、その時の心境をこう振り返る。
「親ガチャや上司ガチャという言葉は知っていましたが、娘が『先生ガチャ』と言ったときは『わ〜……すごいパワーワード』と思いました。今時の子は何にでも『ガチャ』をつけるんだなぁと。同時に、そう言われてしまう先生が可哀想だなぁとも感じました」
この言葉は、娘だけでなく多くの子どもたちが抱く「自分では選べない環境」への不安や不満を象徴しているのかもしれない。
「ハズレ」からの大逆転? 実際に通ってみて見えた先生の素顔
しかし、物語は単なる愚痴では終わらない。最初は身構えていた娘だったが、実際に授業が始まると「教え方がわかりやすい」と先生を評価し、今では何事にも積極的に取り組むなど、楽しく学校に通っているという。
「ガチャの当たり外れ」という第一印象は、あくまで表面的なもの。実際に触れ合う中で、当初の不安を払拭し、信頼関係を築いていく娘の姿は、多くの読者に安堵と「決めつけることの危うさ」を伝えてくれる。
「心のシャッター」で刻む、かけがえのない子育ての記憶
中1と小5、徐々に手が離れていく我が子を見つめるゆめかなさんは、今この瞬間の大切さを噛み締めている。
「生まれたばかりのころを思い出すと、もうあのころには戻れないんだなぁとしみじみ思います。腹が立つこともあるけれど、たまに心のシャッターで写真を撮って、『この瞬間忘れないようにしよう』と心に刻んでいます」
いつか漫画にしたいという、娘が見ている「不思議な世界(見えないもの)」の話など、ゆめかなさんの作品には子どもへの深い愛情と、母親ならではの温かな視点が満ちている。
取材協力:ゆめかな(@yumekana_nikki)
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