【漫画】別れて半年の再会が、とどめを刺した。残酷なまでの“元カレの優しさ”に、6.2万人が胸を痛めた。あめみくろが描く、救われない恋のリアル【作者に聞く】
東京ウォーカー(全国版)
別れて半年。ずっと忘れられないでいた元カレとの再会。
彼は「俺、誕生日にめっちゃいいものもらったから」と言い、彼女に誕生日プレゼントを差し出した。添えられたのは「いらなかったら捨てて」という、あまりにも無頓着で、かつ優しい一言。
あめみくろ(@ammkr2222)さんが描く『諦められない女の子の話』。少女漫画のような輝かしいハッピーエンドではなく、胸が締め付けられるような「生の恋愛」の痛みを描いた本作が、SNSで爆発的な支持を集めている。
「付き合わなくてもいいから」。一縷の望みをかけた復縁の願いと、冷徹な現実
プレゼントを受け取った瞬間に、彼女の中で堰(せき)を切ったように溢れ出した想い。「私たち、やり直せないかな」。
一度口にしてしまえば、言葉は止まらない。「まだ好き」「忘れられない」「付き合わなくてもいいから、そばにいたい」。
しかし、彼の答えはどこまでも静かで、残酷だった。「もう、前みたいには戻れないよ」。
嫌いになって別れたわけではないからこそ、もう二度と「恋人」という枠組みには戻れない事実が、鋭いナイフのように突き刺さる。彼はその後、自分がした「元カノに誕プレを渡す」という行為がネットでどう解釈されているかを知り、自らの無自覚な残酷さに愕然とするのだ。
「ハッピーエンドじゃないからこそ、救われる」 あめみくろが描く恋愛の高低差
SNSで合計13万以上のいいねを集めた本作と、二人の幸せな日々を綴った『幸せだった女の子の話』。読者からは「苦しすぎる」「優しさが一番刺さる」といった共感の声が殺到している。作者のあめみくろさんは、なぜ「悲しい結末」に焦点を当てるのか。
「私自身がハッピーな恋愛をあまりしてこなかったこともありますが、苦しい漫画を描いたとき、多くの方が『私だけじゃないんだ』と共感してくれたことが大きな理由です。救われないラストを描くことで、同じ痛みを持つ誰かの心を一人でも救えたらと思っています」
こだわっているのは、ドラマを観ているような臨場感。過度なアクションではなく、揺れ動く「表情」を丁寧に描くことで、読者は自分の過去の恋愛を重ね合わせ、作品の世界に没入していく。
取材協力:あめみくろ(@ammkr2222)
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