EV性能を引き上げ、気持ちよくドライブできる環境を実現…新型「日産リーフ」機能&デザインにおけるこだわりを解説
東京ウォーカー(全国版)
次世代のクロスオーバーEV(電気自動車)として全面刷新された3代目となる新型「日産リーフ」。その試乗会が2026年2月に横浜市内で行われた。こちらで試乗体験した新型「リーフ」について、特長や人気の理由を紹介しよう。購入を検討している方は、参考にしていただきたい。
新型「日産リーフ」、3つの魅力
今回、ピックアップするのは、“快適な空間の実現”、“静かで力強い走行”、“先進運転支援技術”という3つの要素。
1:明るく、快適な室内空間
こちらについては、ふたつの要素が重要ポイントとして挙げられる。
EV専用のプラットフォームを採用
通常はセンターコンソールの奥にあるエアコンのユニットを、新型「リーフ」ではモータールームに入れている。またガソリン車の場合、床の真ん中にトンネルというふくらみができるが、「リーフ」はEV専用のプラットフォームで、床下にバッテリーを敷き詰めているため、余計な突起のないフラットな床が実現。それに合わせてインストルメントパネルも薄くなっており、足元の広さに加え、高さも確保。見晴らしのいい空間となっている。
調光パノラミックガラスルーフ
通常のガラスルーフはガラスそのものに赤外線を吸収するフィルムが入っており、ガラスで熱を吸収して、室内に熱を通さない…という仕様が一般的だった。だが「リーフ」では、高性能遮熱ガラスで赤外線を反射。ガラスそのものの温度が上がらない仕様になっている。
これだけだと、どちらも熱を通さない仕様のように聞こえるが、同じ状況でガラスルーフからの日差しを浴びた場合、前者では頭のてっぺんの温度は50度まで上がるのに対し、「リーフ」では32度で保てるという。これにより、夏場はエアコンで室内を冷やすのに余計なエネルギーがかからない=電池消費を抑えられる…ということで、後述する航続距離への不安の解消にも一役買っている重要な要素だといえるだろう。
2:静かでパワフル、気持ちのよいドライブ
新型「リーフ」では静粛性にとことんこだわり、新開発のモーター「3-in-1電動パワートレイン」を採用。こちらは、モーター・減速機・インバーターを一体化したもので、モーターの振動は最小限に抑えられている。さらに、振動が発生しないローターも採用しているため、ドライブする中でモーターの音はほとんど聞こえないレベルまで、静粛性は高められている。
また、マルチリンク式リアサスペンションにより、走る、曲がる、止まる、といった挙動は非常に滑らかな動きで、こちらに加えてソフトな乗り味と、しっかりとしたハンドリングも実現している。
3:ドライバーをサポートする先進運転支援技術
高速道路の同一車線内でハンドルから手を離す“ハンズオフ走行”を可能にする「プロパイロット2.0」や「プロパイロット パーキング」、「プロパイロット リモート パーキング」、さらには多数のカメラやセンサーを使って360度を確認するシステムなど、危険回避の支援機能も多数実装している。
その中でも「プロパイロット パーキング」や「プロパイロット リモート パーキング」は日本専用の機能で、これらは日本の狭い駐車場でも使えるよう、外から操作することが可能。スイッチを押すだけで自動的に駐車ができるという。
また、「プロパイロット2.0」のチューニングにも磨きがかかっており、手放し運転中でも振動で上半身がぶれたりしない、安定した走りを実現している。さらに前走車に追いつくと、車の方から「追い越しますか?」といった提案が出るので、ここでボタンを押せば自動的に車線変更してくれる。そうして追い越し車線から元の車線に戻るときも、「戻りますか?」という提案が出るので、これに応えれば自動的に車線変更をしてくれる…といった機能も搭載されている。
EVであることの不安をどう払拭するか
魅力的なポイントが多数公開され、期待が高まる新型「リーフ」だが、EVと聞くと、“航続距離”、“充電時間”、“充電場所”、“バッテリーの劣化・耐久度”といった要素も気になるところだろう。日産では当然、これらの改善にも取り組んでおり、それぞれの要素についての見解を聞かせてくれた。
航続距離
公式では航続距離は最大で702キロメートルと発表されているが、実際に使うシーンを考えると、空調などさまざまな形で電気を消費するため、航続可能距離はどうしても短くなってしまう。そこで「リーフ」では熱効率に注目。熱のマネジメントのシステムを一体化させることで、モーターで発生する熱やバッテリーを温める際に発生する熱などを室内の暖房に利用。あるいは充電中に発生する充電器の熱でバッテリーを温めたり…と、車の中で生じる熱を余すことなく使い切ることで、熱効率を高める工夫をしている。これにより、実用時の航続可能距離を極力、カタログ上の最大値に近づけることができたという。
充電時間
15分の充電で、約250キロメートルの走行が可能。上記の熱マネジメントシステムにより四季を問わず、安定した充電の性能を確保している。
充電場所
公共の充電器は、2025年12月時点で全国で3万9000口…ということで、個数に関してはすでに充実していると言える。一部のユーザーからは「充電場所を探すのがたいへん」との声もあるそうだが、新型「リーフ」のナビには充電場所が表示され、最短の経路も教えてくれるので、電力不足になるリスクは最小限に抑えられる。
バッテリーの耐久性
もともと耐久性には定評のあるリーフだが、新型ではさらに改善。8年乗っても90%以上の電池容量を確保できるバッテリーに改善してある…とのこと。
デザインに関する3つのこだわり
試乗会では機能に関する説明に続き、デザイン面のこだわりについても解説があった。“次世代のメインストリームEV”をテーマに、先進的でありながら普遍的なデザインを目指して開発されたそうで、こちらについても3つの特色を教えてもらった。
空力
ファストバックのプロポーションにより、圧倒的な空力の改善を実現。数値でいうと、0.26という、クロスオーバーEVの中ではトップクラスの数値になっている。担当者によると、「実用的なサイズと航続距離を考えるうえで、空力性能はものすごく重要になってくるのですが、デザインの理想というものが、我々の中にはありまして。設計とも何度も意見をぶつけ合いながら、ミリ単位で面の角度だったり、Rのサイズだったり、そこまで含めて調整しました。これにより、非常に高い空力性能を達成しています」とのこと。
スーパーフラッシュ
部品間の品質改善にも徹底してこだわっており、象徴的な部位としてはフラッシュドアハンドルが挙げられる。空力も考慮したデザインで、ハンドルが突出していないことでリフレクションという写り込みが車体全体で起こり、非常にパワフルでモダンな印象を与えるデザインになっている。
デジタルアクセント
こちらのアクセントによって、「リーフ」全体のキャラクター付けができている。象徴的なところでは、リアホイールなどに3Dホログラフィックテクノロジーが使われており、見る角度によって立体が変化する仕様になっている。こちらは世界初のテクノロジーだそうで、これによって先進的なイメージを訴求。ちなみにデザインは、日産にかけて“二”と“三”を組み合わせたものになっており、ほかにもいろいろなところにこちらのアイコンが使われているという。
取材・文=ソムタム田井
※記事内の価格は特に記載がない場合は税込み表示です。製品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格が異なる場合があります。
この記事の画像一覧(全20枚)
キーワード
テーマWalker
テーマ別特集をチェック
季節特集
季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介
全国1400カ所のお花見スポットの人気ランキングから桜祭りや夜桜ライトアップイベントまで、お花見に役立つ情報が満載!
ゴールデンウィーク期間中に開催する全国のイベントを大紹介!エリアや日付、カテゴリ別で探せる!
おでかけ特集
今注目のスポットや話題のアクティビティ情報をお届け
キャンプ場、グランピングからBBQ、アスレチックまで!非日常体験を存分に堪能できるアウトドアスポットを紹介







