【実話】「あいつを辞めさせろ」飲食店に響く怒声。マスクと帽子で顔を隠し「辞めさせろ」と迫るクレーマーのゾッとする素顔【作者に聞く】
東京ウォーカー(全国版)
飲食店で働く女性のもとに、突如として浴びせられた「辞めさせろ」という執拗なクレーム。身に覚えのない誹謗中傷、さらには隠していたはずのプライベートな情報までがクレーマーの口から漏れ出す――。
ミント(
@minto_suga22
)さんがSNSやブログで公開した実録漫画『カスハラをする、あなたは誰?』が、ネット上で大きな注目を集めている。単なる迷惑客のエピソードに留まらず、次第に浮き彫りになっていく「犯人の正体」と、その背後に隠された異常な執着心。現代社会の問題である「カスタマーハラスメント(カスハラ)」の極限状態を描いた本作について、作者のミントさんにインタビューした。
※本作にはセンシティブな表現があります。閲覧には十分ご注意ください。
「人に話せなかった恐怖を昇華してほしい」。フォロワーの切実な願いから誕生
本作が誕生したきっかけは、Instagramのフォロワーから届いた一通のダイレクトメッセージだった。
「終盤の内容が衝撃的すぎて、これまであまり人に話せなかったそうです。その体験を漫画にすることで昇華してほしい、とのご意向をいただき、執筆を決めました。実話をベースにしつつ、ご本人が特定されないよう慎重にフィクションを交えて構成しています」
制作においてミントさんが最も苦心したのは、「犯人捜し」の緊迫感だ。読者が体験者と同じ恐怖を味わえるよう、クレーマーの正体が序盤で露呈しないよう細心の注意を払って物語を組み立てたという。
「怒り」よりも「恐怖」が勝る。帽子とマスクの奥に潜む悪意
劇中、体験者は身に覚えのない文句を直接ぶつけられ、激しいショックを受ける。しかし、ミントさんによれば、そのときの心境は「怒り」以上に、底知れぬ「恐怖」に支配されていたという。
「相手は帽子やマスクで顔を隠し、執拗に攻撃してくる。今の時代、逆上した相手が何を仕掛けてくるかわからない怖さがあります。もし自分が同じ立場だったら、やはり恐怖で足がすくんでしまうと思います」
さらに恐ろしいのは、家族構成など、本来客が知り得ないプライベートな情報まで標的にされたことだ。「勝手に自分のことを知られている不気味さは、耐え難いもの。店長が頼れる方だったのが唯一の救いですが、もし上司が守ってくれない環境なら、私ならすぐに辞めてしまいます」と、ミントさんは職場のリスク管理の重要性も説く。
「教訓」と「温かさ」を。読者のストレスを浄化する物語を届けていきたい
ミントさんは今後、義母や夫、ママ友とのトラブルなど、子育て世代が共感しやすいテーマを中心に据えつつ、新たな表現にも挑戦していく予定だ。
「日々のストレスを漫画で発散してもらえるような作品はもちろん、読んだ後にあたたかい気持ちになれたり、教訓を得られたりするような内容にもチャレンジしたいです」
悪質なクレーマーの正体は、果たして「お客様」だったのか、それとも――。結末に待ち受ける衝撃の事実に、あなたもきっと背筋が凍るはずだ。
取材協力:ミント(@minto_suga22)
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