赤ちゃんのほっぺをツンツン、ラスト1個のケーキを独占…価値観のズレに「その行動する人、無理かも…」【作者に聞く】
東京ウォーカー(全国版)
恋人同士であっても、ふとした瞬間に「もう無理かもしれない」と感じてしまうことがある。ゐ(
@irk_hrk
)さんが描く「
百年の恋も冷める瞬間
」は、そんな“価値観のズレ”が一気に表面化する瞬間を切り取った作品である。日常の何気ない行動に潜む違和感は、小さなものに見えても、関係性を大きく揺るがす引き金になり得る。本作では、恋人同士の間に横たわる“埋められない価値観”が、静かに、しかし決定的に浮き彫りになっていく。
無邪気さの裏にある無配慮に気づいたとき
2人で散歩していたとき、ベビーカーに乗った赤ちゃんに出会う。「俺、子ども好きなんだよね」と笑顔を見せた男性は、「かわいいー」と近づき、そのまま赤ちゃんのほっぺをツンツンと触れた。一見すると微笑ましい光景。しかしその瞬間、彼女の中で何かが音を立てて崩れる。「もう付き合えないかも…」。親の許可もなく触れる行為に対して、どうしても受け入れられない感覚が芽生えたのである。
たった一言がないだけで変わる関係性
別の日、ビュッフェで食事を楽しんでいた2人。終盤、デザートコーナーで彼女が「おいしそう!」とケーキを見つける。しかしそれはラスト1個。男性は「ほんとだー」と言いながら、そのまま自分のトレイに乗せてしまう。「半分こしよう」という言葉はなかった。目の前で起きたその行動に、彼女はただ呆然とするしかなかった。
このエピソードには2.4万を超えるいいねが寄せられ、「このあと一緒に食べようと言ってくれる未来を期待したい」といった声も上がった。しかし同時に、その“ひと言のなさ”こそが決定的な違和感として、多くの人の胸に残る。
小さな違和感が決定打になる現実
読者からは「親の許可なく赤ちゃん触るとかありえない」「汚い手でいきなり触るの?」といった声が寄せられ、男性の行動に対する疑問や違和感が共有された。赤ちゃんやペットがかわいいからといって、むやみに触れることはマナー違反とされる場面も多い。そうした配慮の欠如は、小さな出来事であっても、相手の本質を映し出すきっかけになる。
「1ページにいろんな考え方が生まれる漫画だな」という感想が寄せられているように、本作は読む人によって受け取り方が変わる。しかし共通しているのは、“些細なズレが決定的な別れの理由になり得る”という現実である。
取材協力:ゐ(@irk_hrk)
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