結婚後に夫がアスペルガー症候群であることが発覚し、10年の結婚生活を経て離婚を決意するまで【作者に聞く】
東京ウォーカー(全国版)
結婚後に夫がアスペルガー症候群であることが発覚し、10年の結婚生活を経て離婚を決意するまでの軌跡を描いたアゴ山(@longagoyama)のブログ漫画『カサンドラ症候群になって離婚をするまでの話』が注目を集めている。
カサンドラ症候群とは、パートナーとのコミュニケーションに問題が生じ、関係を維持するために心身ともに疲弊してしまう状態のことだ。片頭痛や自己肯定感の低下といった不調が続く過酷な実態に対し、多くの共感が寄せられている。本記事では、結婚前の挨拶で感じた強烈な違和感と、突然告げられた義両親との同居問題について著者の実体験を紹介する。
交際を経てユーマと結婚することになったアコ(著者)は、母子家庭で育ったためまずは自身の母親へ挨拶に行くことになった。気軽にカフェで会うことになり「ラフでいいよ」と伝えていたものの、当日現れたユーマは髪がボサボサでサイズの合わない大きな服を着ており、アコは驚きを隠せなかった。普段から無口なユーマは初対面の母親とも会話が弾まず、むしろ母親のほうが必死に気を遣う始末だったという。著者は当時を振り返り、母親にユーマの性格を細かく伝えていなかったため非常に驚かれたが、とくに会話もなく気を遣わないユーマの態度は和やかな雰囲気とは程遠かったと明かす。
続いてユーマの両親へ挨拶に行くにあたり実家の様子を聞くと、彼は「いずれは実家の近くで転職したい」と語り出し、アコは彼が転職を考えていることを初めて知る。さらに長男であるユーマは土地を継ぐために実家へ帰ると決めており、将来的には広い敷地内に家を建てて両親と同居すると一方的に打ち明けたのだ。姑問題で実の母親が苦労している姿を見て育ったアコにとって、義両親との同居はどうしても受け入れられないものだった。いったん考えさせてほしいと保留にしたものの、ユーマはアコがなぜそれほど嫌がるのかまったく理解してくれず、別れ話にまで発展したという。
相手の気持ちを想像できず、人生の重大な決断を事後報告するユーマ。コミュニケーションの致命的なズレが少しずつ妻の心身を蝕んでいくカサンドラ症候群のリアルな実態を、ぜひ本編で確認してみてほしい。
取材協力:アゴ山(@longagoyama)
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