【福岡のうまかもん】毎日食べたいコロッケと昔ながらのお総菜の店「今井商店」
九州ウォーカー
北九州モノレール旦過駅のほど近く、地元の主婦や観光客たちでにぎわう小倉の名所・旦過市場(北九州市小倉北区)。肉や魚、野菜に果物など、なんでもそろう市場のなかでも、つい足を止めてしまうのがお総菜の店「今井商店」。
1949(昭和24)年創業「今井商店」のショーケースには、コロッケや白和え、おからにうま煮など、どれも懐かしくてほっこり心が温かくなる料理が並ぶ。
ほっこり懐かしい。旦過市場で味わう手作り総菜
揚げたてはもちろん、冷めてもおいしいのが「今井商店」のコロッケ。合挽き肉やニンジン、タマネギ、ジャガイモなど定番の素材を使い、特別な調理法があるわけでもない。けれども妙においしくて、毎日でも食べたくなるから不思議だ。人気の「ビーフコロッケ」(90円)や、「カニサラコロッケ」(120円)、「豆腐コロッケ」(150円)、「ロースカツ」(170円)などもオススメ。
「白和え」をはじめ、「トリ肝」や「うま煮」、「きんぴらゴボウ」(各100g/220円)は、どれもごはんのお供にぴったり。炒め物には、旨味が溶け込んだ揚げ油を使うのだとか。食材は国産のものを使用する。
客と楽しげに会話しながらも、テキパキと淀みなく仕事をこなすのは店主の今井さん。「手間はかかっても手作りにこだわる」というお総菜の数々は、どれも温かみに溢れ、大人から子どもまで幅広く愛される。
古きよき人情が残る市場のお総菜の店「今井商店」。コロッケをかじりながらの帰路がなんだか懐かしくて、妙に心地いい。旦過市場を楽しんだついでに、おやつとして、また、今晩のおかずとしてGETしておこう。
[今井商店]福岡県北九州市小倉北区魚町4-1-21 / 093-521-1422 / 10:00~18:00 / 日曜・祝日・第2水曜休み
【九州ウォーカー編集部/取材・文=前田健志(パンフィールド)、撮影=有田剛規】
前田健志
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