映画・アニメの舞台で有名な尾道を一望!大型客船を模した展望デッキから瀬戸内海を望む【無料展望室シリーズvol.14】

東京ウォーカー(全国版)

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ノスタルジックな街並みと瀬戸内海の穏やかな風景が調和する人気観光地・広島県尾道市。映画やアニメの聖地としても有名で、特に映画監督・大林宣彦の「尾道三部作」のロケ地を巡る旅は人気が高く、現在の「聖地巡礼」の先駆けといっていい存在である。昨今の観光ブームの傾向として、“歩いて楽しめるコンパクトな街”は客足が伸びており、一例として挙げるなら熱海温泉の人気復活はその最たるものだ。尾道もまた、坂道や石畳の路地、階段が入り組んだ“箱庭的都市”で、寺社巡り、港町ならではの風景なども相まって、“歩いて楽しむ街”として多くの人を魅了している。

【写真】細い石畳の道が入り組んでいるのも尾道の魅力である画像提供:尾道観光協会


そんな尾道の魅力をたっぷりと感じられる展望スポットが、尾道市役所にあった。行政施設でありながら年中無休で土日も無料開放されている展望デッキは、気軽に絶景を楽しめる穴場スポットとして注目されている。

瀬戸内海に面した好立地に建つ尾道市役所画像提供:尾道観光協会


“箱庭的都市”尾道で絶景体験!尾道市役所の無料展望デッキへ

尾道市役所は、眼前に穏やかな瀬戸内海・尾道水道が広がる絶好の立地に佇んでいた。本庁舎5階に設けられた展望デッキと、2階のベランダからは、海と山、そして歴史ある街並みが一体となった“尾道らしい風景”を一望。昼間の穏やかな海はもちろん、空と海が美しく染まる夕暮れどきや、幻想的に街の灯りが海面にゆらめく夜景などを無料で楽しむことができる。そんなすてきな展望デッキについて尾道市役所総務課の突沖さんに話を聞いてみた。

尾道市役所2階のベランダからの景観画像提供:尾道市役所


――目の前がすぐ瀬戸内海の尾道水道という風光明媚な好立地に建っていますね。展望デッキから見える景色について教えてください。

【突沖】海側は、尾道水道や向島につながる兄弟橋(尾道大橋・新尾道大橋)をご覧いただけます。また山側は千光寺や西國寺、浄土寺などの寺社、尾道三山と斜面に寄り添うように立ち並ぶ家々や路地、海沿いを走る鉄道といった箱庭的都市・尾道の風景を楽しむことができます。

――2階ベランダと5階屋上展望デッキとでは、見える景色が異なりますか?それぞれの魅力について教えてください。

【突沖】屋上展望デッキはぐるりと周回することができます。2階ベランダへは、1階の外階段を使って上がることもできます。どちらも大型客船の甲板から海を望むような眺めを楽しんでいただけると思います。

5階の展望デッキは屋上にあるため、開けた景観を望むことができる画像提供:尾道観光協会


――おすすめの時間帯を教えてください。

【突沖】夕暮れから日没にかけての時間がおすすめです。船のデッキをイメージして設置されたデッキライトが、尾道の夜景を引き立てます。

夜景になる一歩手前の時間帯がとても美しい画像提供:尾道市役所


――展望デッキを訪れた人が利用できるカフェはありますか?

【突沖】1階に尾道土産を取り扱った売店があります。コーヒーなどの飲み物や軽食をテイクアウトし、屋上やベランダで楽しむことができますよ。

「映画・アニメの聖地」だけじゃない!「しまなみ海道×サイクリング」も人気

尾道の観光客数は2023年で約658万人(前年比+16%)、2024年は約667万人(過去最多)と増加している。また2024年の訪日客も約52万8300人と過去最多を記録(※出典:「令和6年尾道市観光客統計報道発表資料」より)。大林宣彦監督作品のロケ地巡りという「ノスタルジー×コンテンツ」を掛け合わせた盤石の観光スタイルの上に、昨今はアニメの聖地としての若年層向けの要素も加わり、さらに体験型観光としてしまなみ海道を自転車で巡る「しまなみ海道×サイクリング」の需要も拡大しているという。今注目の観光地である尾道。今回は展望デッキの取材ではあったが、せっかくなので観光課の生田さんに、昨今の尾道観光の楽しみ方についても話を聞いてみた。

御袖天満宮の石段は、映画『転校生』で体が入れ替わる階段落ちのシーンが撮影されたロケ地だ画像提供:尾道観光協会


――尾道観光といえば、大林宣彦監督の「尾道三部作」や「新尾道三部作」のロケ地めぐりが定番ですが、特におすすめのコースがありましたら教えてください。

【生田】おすすめは「文学のこみち」です。

――「文学のこみち」とは?

【生田】千光寺山ロープウェイ山頂駅を降りた先に続く、約1キロの遊歩道のことです。そこには尾道ゆかりの25名の作家・詩人たちの作品の一節が自然石に刻まれた文学碑があり、作品とともに彼らが愛した尾道の風景を目で見て楽しみながら散策ができます。千光寺山ロープウェイは、尾道で撮影された映画『リライト』のロケ地でもあり、ロケ地マップを観光客にお配りしていますので、お気軽に観光課までお問い合わせいただければと思います。

尾道市役所展望デッキから見る千光寺周辺の夜景画像提供:尾道観光協会


――尾道は歩いて散策ができる点が魅力なので、ロケ地マップはありがたいですね!ほかにも歩いて回るエリアのおすすめはありますか?

【生田】市街地をまち歩きするなら、千光寺頂上展望台PEAKや千光寺山ロープウェイ、先程お話した文学のこみちや寺社巡り、そしてノスタルジックな尾道本通り商店街など尾道ならではの景色がたくさんありますよ。

――たくさん教えていただき、ありがとうございます!ところで、尾道はサイクリングの人気も高いとか?

【生田】そうなんです!美しい島々や橋を眺めながらしまなみ海道を走るサイクリングは爽快で、尾道ならではの体験ができるのでおすすめです。初心者も気軽に楽しめるコースを掲載したサイクリングマップも配布しております。

――最後に、2026年の新情報も教えてもらえますか?

【生田】「第83回尾道みなと祭」が2026年4月25日(土)・26日(日)に開催予定です。また、「サイクリングしまなみ2026」も2026年10月25日(日)に開催予定なので、ぜひ楽しみにしていてくださいね。

尾道水道の夜景を高台から望む画像提供:尾道観光協会

映画の舞台として愛されてきた尾道の風景と、今も変わらず息づく暮らしの景色。その両方を一望できる尾道市役所の展望デッキは、尾道という街の魅力をあらためて実感できる場所である。観光で訪れた際は、街歩きやサイクリングとあわせて立ち寄り、尾道ならではの時間をゆっくりと味わってみてはいかがだろうか。

取材・文=大庭かおり

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