失踪した双子の妹から毎年届く笑顔の写真に真実が隠されていた!切なくも不穏なミステリーの核心に迫る【作者インタビュー】

東京ウォーカー(全国版)

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のこりもの画像提供:ようら(@nw5dB8UL5z61936)

双子の姉妹「のり」と「みち」。妹の「のり」は、五年前に失踪した。その後消息は掴めないまま、三年前から「のり」の笑顔の写真だけが送られてくるようになった。これは、消えた妹からの「元気だよ」というメッセージなのか?真実を見抜くカメラで、写真を写してみると、そこに写ったものは――?今回はようら (@nw5dB8UL5z61936) さんが描くミステリー創作漫画「のこりもの」を紹介するとともに、制作の経緯を聞く。

写真が暴く“本心”と、双子の謎に込められた作者の創作哲学

のこりもの01画像提供:ようら(@nw5dB8UL5z61936)

のこりもの02画像提供:ようら(@nw5dB8UL5z61936)

のこりもの03画像提供:ようら(@nw5dB8UL5z61936)

本作「のこりもの」の主人公・謎の写真屋が、導かれるように訪れた家で出会った少女みち。その家には、失踪した双子の妹・のりが写る写真が、差出人不明のまま毎年届いていた。すでに葬儀まで済まされている妹の笑顔は、果たして生存を示すものなのか。それとも別の意味を持つのか。写真屋のカメラが写し出すのは表情の裏に潜む「本心」であり、笑顔の奥にある怒りや悲しみ、憎しみが浮かびあがる点に、本作の不穏な魅力が凝縮されている。

この独特な設定の背景には、作者・ようらさんの創作姿勢が深く関わっている。「これというきっかけは無くて、自然と描いていました」と語るように、ようらさんは幼少期から物語を紡ぐことが日常の延長にあったという。さらに、「双子の話が描きたいなぁと思ったのがはじまりだった気がします」と振り返りつつ、「写真=遺影と思いついてから、『遺影・双子』のテーマで話を構築していった」と明かしており、王道を踏まえながらも意外性を加える発想が作品の核となっている。

また、「謎めいたものが大好きでして、まずは自分が知りたい、解き明かしたいと思うようなものを話に組み込んでいます」という、ようらさんの言葉からは、読者と同じ目線で物語を追求する姿勢がうかがえる。加えて、「とにかく描き続けたいです」「描きたいものを自由に描き続けることが今一番の目標です」と語るように、純粋な創作意欲を原動力に活動している点も印象的である。

笑顔の写真に潜む感情の真実と、双子の運命が交差する本作は、読み終えたあとに冒頭を見返すことで新たな切なさが胸に迫る構造となっている。

取材協力:ようら(@nw5dB8UL5z61936)

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