子猫と里親との出会いをアシスト! 札幌の癒やしカフェ「ねこたまご+Cafe」
北海道ウォーカー
好きな動物とふれあいながら、ゆっくりとコーヒーやスイーツを楽しめる「動物カフェ」は、自宅で動物を飼うことができない人にとって、とてもうれしいスポット。今回は、かわいい猫たちと気軽にふれあうことができる、札幌にできた癒やしカフェ「ねこたまご+Cafe」をご紹介します。

「ねこたまご+Cafe」は2017年4月に札幌市東区オープンした、一般社団法人「ねこたまご」が経営する猫カフェ。この団体は、札幌市動物管理センターに収容された子猫を育てながら里親を探す活動を行っています。

店内に作られた「ふれあいスペース」(入場30分480円~)に入ると、人なつっこい子猫たちがたくさん遊んでいます。「寝ている猫は起こさない」「遊ぶときは座って遊ぶ」「体を持ち上げない」等の基本ルールを守れば、誰でも自由にふれ合うことができます。

店内はカフェスペースとふれあいスペースが、しっかりと窓で仕切られているので、猫好きなのに体質などで親しくふれあうことができない人でも、安心してかわいい子猫を間近に眺めることができます。常連客には小さな子供連れや、自宅で猫を飼えない人なども多いのだとか。

同店の最も大きな特色は、カフェで気に入った子猫がいたら譲渡条件の確認や面談などを経て、自宅に引き取るができる点(子猫の引き取りには、それまでかかった医療費と飼育管理費5000円が必要)。ねこたまご代表の後藤さんは「このお店は『保護猫のいるコミュニティカフェ』がコンセプト」と言います。「ここにいるのはどこにも行き場がなく、センターにやってきた子猫たちです。やがて消えてしまう命を一頭でも多く救って、幸せに暮らせる家族とのご縁つなぎができれば、と考えています」。この店の入場料やカフェの売り上げは、すべて子猫たちの食費や医療費、カフェの維持費に利用されます。つまり、お店に来れば少しでも活動の支援ができるというわけです。

カフェスペースで子猫たちを眺めながら味わって欲しいのが、農地を指定したG2ランクの豆をブレンドしたコーヒー「ねこたまごオリジナルブレンド」(400円)。オーダーごとに従業員がグラインドし、挽き立てをハンドドリップしてくれます。風味が良い上に酸味が少なく、すっきり飲みやすいのが特徴です。口直しに添えられる黒糖クルミもうれしいオマケ。

また店内にはさまざまなアーティストによる猫グッズの販売も。アーティストがレンタルボックスのようにスペースを借りる形のこのコーナー、オープン当初は様々なジャンルのグッズが置かれていたそうですが、販売場所が猫カフェということもあり次第に猫のデザインのものばかりに。他では買うことができない、オリジナルのポプリやキーホルダー、ヘアゴムなどかわいい猫グッズがいっぱいです。
子猫とふれ合えたり、美味しいコーヒーを飲めたり、猫グッズの数々を買ったり……。札幌の街にできた癒やしの猫カフェ、一度のぞいてみてはいかが? もしかしたら新しい家族との出会いが待っているかもしれませんよ。
ねこたまご+Cafe ■住所:札幌市東区北23東13-2-5 ■電話:011・557・5664 ■時間:11:00~18:00(LO17:30) ■休み:月曜 ■席数:12席(禁煙)
張山幹夫
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