こんなの“ドラマ”すぎる!!スケルトンタワーから望む日本海の夕日は絶景!行列ができる“自販機”にも注目!?【無料展望室シリーズvol.16】

東京ウォーカー(全国版)

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秋田市は、日本海に面した豊かな自然と、城下町としての顔をあわせ持つ東北有数の観光都市だ。久保田城跡の千秋公園や、四季折々の景観が楽しめる太平山地など見どころが点在。しかし何と言っても外せないのが、きりたんぽ鍋や稲庭うどん、ハタハタ料理といった郷土グルメの存在。観光と食の両面で楽しめるのが秋田市の魅力である。

そんな秋田市のシンボル的存在となっているのが、「道の駅あきた港 ポートタワー・セリオン」だ。全面総ガラス張りのタワーは遠くからでも目を引く存在で、観光のランドマークとしても親しまれている。

6272枚の強化ガラスからできているスケルトン構造のタワー道の駅あきた ポートタワー・セリオン


スケルトン構造のタワーから日本海に沈む絶景の夕日を望む

総ガラス張りのスケルトン構造のポートタワーに使われている強化ガラスの枚数は、なんと6272枚!高さは、143メートル。展望室はその3階と5階に位置し、それぞれ地上93メートルと100メートルの高さを誇る。入場無料で土日祝日も開放しており、夜21時まで開放しているので夜景までバッチリ見渡すことができる。「道の駅あきた港 」という名が付いている通り、道の駅として機能しており、館内には物産館や飲食店なども併設。充実したハイクオリティな施設となっている。

まずはエレベーターで一気に5階まで上ってみると、そこには360度の大パノラマが広がっていた。日本海の雄大な景色と秋田市街地の風景を同時に堪能できる展望スポットである。ここからは、インフォメーションの斎藤さんが詳しくセリオンについて教えてくれた。

【写真】5階のカップルベンチからの景観は一見の価値あり!道の駅あきた ポートタワー・セリオン


――展望室は、3階と5階にあるんですね。それぞれの違いについても教えてください。

5階には望遠鏡やカップルベンチ、記念メダルなどが設置されており、景色をゆっくり楽しむことができます。3階には2018年の夏の甲子園で話題になり、現在プロ野球で活躍されている吉田輝星投手のサインや、魚類学者でタレントのさかなクンの絵、クルーズ船や洋上風力発電についての展示パネルなどがございます。5階はより広く、3階からは少し近く秋田を感じることができるかなと思います。

3階の展望室。360度見渡せるようになっている道の駅あきた ポートタワー・セリオン


――展望室から感じる「秋田」の景観とは具体的にどんな景色でしょうか?

日本海や男鹿半島、太平山や鳥海山などの優美な大自然に加えて、秋田の街並み、広い空、夜景まで楽しむことができます。鳥海山は晴れていて空気が澄んでいないとなかなか見えないので、見えた日はラッキーですよ。

――鳥海山は本当に美しい山ですね。“出羽富士”の異名を持つことにも納得です!

北の富士山のようで美しいですよね。セリオンタワーの従業員としても、朝の巡回で見えたときはとてもうれしい気持ちになります。

遠くに見える雪を冠している山が、北の富士山と呼ばれる鳥海山である道の駅あきた ポートタワー・セリオン


――ほかにも、セリオンならではのすてきな魅力はありますか?

一番はやはり無料だということです。晴天の日はもちろん、雨の日や雪で真っ白な日も気軽にのぼることができるので、さまざまな秋田の景色を楽しむことができます。都会と違ってまわりに高い建物が少ないため、100メートルという高さですが体感としてはとても高く感じるかもしれません。都会では見ることができない秋田ならではの景色をお楽しみいただければと思います。

――初めて訪れる人に“この瞬間を見てほしい”というおすすめの時間帯は?

日本海に夕日が沈んでいく荘厳な景色を一望道の駅あきた ポートタワー・セリオン


日本海に夕日が沈む時間帯がおすすめです。とてもきれいなんですよ。真っ赤な夕日と紺色に変わっていく空、その奥に見える男鹿半島の影や航跡を残して進む船の様子など、まさに“幻想的”なんです。

秋田ならではの風景が広がる道の駅あきた ポートタワー・セリオン


――本当に幻想的です!夜になるとタワーもライトアップされるんですよね!

クリスマスは赤と緑、お正月は赤と白などイベントに合わせたカラーにライトアップされるほか、企業や団体からの依頼によって色を変えています。基本的には約1カ月ごとに変わりますが、多いときは1カ月に2~3回変わることもあるんですよ。

――4階には眺望を楽しむ展望カフェもあるとか?

セリオンカフェからは絶景を望む道の駅あきた ポートタワー・セリオン


はい。地上96メートルの高さにあるカフェからは秋田の景色を360度見渡すことができます。おすすめのメニューはヨーグルト風味のアイスとすっきりとしたソーダで海をイメージしたドリンク「マリンブルー(550円)」です。ほかには、手づくりティラミスなどのデザートとドリンクがセットになった「ケーキ・ドリンクセット(650円)」も人気です。

海をイメージしたドリンク「マリンブルー(550円)」道の駅あきた ポートタワー・セリオン


――1階にはセリオンキッチンもあるんですよね?

セリオンキッチンはランチタイムに営業しています。日替わりのメニューやそばなどをご用意しておりますが、一番人気は「八幡平ポークカレー(700円)」です。秋田県産の八幡平ポークを使用した甘さ控えめの手づくりカレーは、幅広い層のお客様から好評です。

――そういえば、同じ敷地内にある「セリオンリスタ」に、週末には行列ができるほどの人気スポットがあるという噂を聞いたのですが…?

350円を入れると約25秒で温かい麺が出てくる昭和レトロな「うどんそば自販機」のことですね。もともとは道の駅近くの商店に設置されており、テレビのドキュメント企画で有名になって週末には行列ができていますよ!商店は閉店しましたがセリオンリスタに移設され、現在も店主ともにお客様をお出迎えしています。

――自販機に行列ができているんですか…!!どんな麺が食べられるのでしょう?

地元の製麺所が作る柔らかい麺と手揚げの天ぷらが特徴で、どこか懐かしくホッとする味です。県内外からたくさんのお客様がお越しいただき、行列になっています。しかし、いかんせんレトロな機械ですので、お湯待ちの時間が発生したり、たまに調子の悪いときもありますので、どうか温かく見守っていただけるとうれしいです。

――ほのぼのとした話ですね(笑)。ほかにも、秋田のお土産売り場や子どもたちが無料で遊べるちびっ子コーナー、カフェやレストランなど魅力満載の施設ですが、おすすめの過ごし方を教えていただけますか?

お越しいただきましたらまずは無料の展望室にのぼり、秋田のどこに行こうか考えてみるのもいいかなと思います。展望カフェやレストラン、食堂で腹ごしらえをしつつ、タワー隣の屋内公園セリオンリスタをお散歩したり、1階の物産館でお土産を買ったりとゆっくり過ごすこともできます。タワーや展望室から見える風景などすてきな景色がたくさんありますので、自分の好きなスポットを探して記念写真を撮るのもおすすめです。

――あ!写真映えスポットが新たにできたという情報も聞きました!

そうなんです!「SELION」の文字モニュメントが新登場しました。海の近くならではの青色で、タワーのゆるキャラ「セリオン坊や」もひょっこり紛れ込んでいます。基本的にはセリオンリスタ内に常設していますが、晴れた日には外に設置することもあります。ぜひ記念に写真を撮ってみてください。

新登場したモニュメント。セリオン坊やを探してみて!道の駅あきた ポートタワー・セリオン


日本海の水平線と街の灯りが織りなす風景を楽しめるポートタワー・セリオンは、秋田の魅力を視覚的に感じられる観光スポットである。さらに秋田を訪れるなら、毎年8月3日から6日に開催される「秋田竿燈まつり」にも注目したい。秋田竿燈まつりは、青森の「ねぶた祭」、宮城の「仙台七夕まつり」と並ぶ、東北三大祭りのひとつとして有名である。長い竹竿に提灯を連ねた“竿燈”を額や肩、腰などで支える妙技は、五穀豊穣を願う伝統行事として受け継がれてきたもので、夜空に揺れる無数の灯りは圧巻のひと言に尽きる。こうした伝統的な祭りの時期に合わせてこの夏に訪れてみるのも、秋田の魅力を存分に味わう旅の楽しみ方といえそうだ。

取材・文=大庭かおり

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