日産/NISMO モータースポーツ2018年体制発表会 に行ってきた!

横浜ウォーカー

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日産グローバル本社ギャラリー(横浜市西区)にて2月24日、2018年の日産自動車モータースポーツ活動発表会が行われ、ファンの前でドライバーおよび監督達が今年にかける意気込みを語った。

GT500クラスに参戦するNISSAN GT-R


日産自動車は、SUPER GTのGT500クラスとGT300クラスにGT-Rで参戦するほか、スーパー耐久シリーズ、そして海外のGT3シリーズにもプライベーターに車両を、また世界耐久選手権のLMP1クラスにもエンジンを供給している。

昨年のGT500クラスでは、新型GT-R NISMOを投入するも戦闘力不足が露呈。しかしその後、開発を進め、最終戦ではエースである23号車がポール・トゥ・ウィン。チャンピオンシップ争いでも2位という形で終えた。

最終戦のツインリンクもてぎでポール・トゥ・ウィンを飾った23号車「MOTUL AUTECH GT-R」


今年のSUPER GTに参戦するマシン


開演前からモータースポーツファンの中でも特に熱狂的なファンと言われている日産ファンが集まった会場でNISMOの片桐社長は「GT500クラスは、序盤に戦闘力不足に苦しみましたが、全車あげて奮闘し、最終戦で23号車がポール・トゥ・ウィンを飾りました。今年は体制が大きく代わり、GT300で頑張っていたB-MAXがGT500クラスで参戦します。またチームインパルをサポートするカルソニックカンセイが今年創業70周年記念なので頑張って欲しい」

「GT3では、開発を進めていたNISSAN GT-R NISMO GT3の供給を開始し、GT300クラスではGAINAERから2台のマシンを、そしてブランパンGTシリーズアジアでは、KCMGから2台がエントリーします。またGT300クラスとスーパー耐久に2015年型のGT-Rを引き続き参戦してまいります。特にKONDO RACINGでは、日産大学校の授業の一環として、学生が車両のメンテナンスを手伝っています」

「ファンの皆様には、今年もより一層の応援をお願いします」と今年にかける意気込みと体制について、ファンの前に報告した。

挨拶をするNISMO片桐CEO


続いてGT500クラスに参戦する4チームの選手と監督、そして彼らをとりまとめる田中総監督が登壇。田中総監督は「昨年前半は苦しみましたが、最終戦がいい形で終わり、その後も開発を進めて参りました。今年は競争力を上げたクルマを個性豊かな4チームで戦っていきます。4チームそれぞれにチャンピオンの権利はあります。今年は日産車同士でのチャンピオン争いをぜひ実現したいと思いますので、熱い応援を宜しくお願いします」と話すと、ファンからは大きな声援が上がった。

今年SUPER GTのGT500クラスに参戦する選手と監督達


田中総監督


その後、GT300に参戦するGAINAERの藤井代表と選手が登壇。「昨年までと大きく体勢を変え、2台体制となりました。どちらの車両が優勝しても構いません。チャンピオンを目指します」と手短ながらも今年にかける思いを話した。

SUPER GTのGT300クラスに参戦する監督と選手達


熱い思いを語るゲイナー藤井監督


その後、監督達やドライバー達によるトークショーが開催。その場で闘将・星野監督は「昨年が悪すぎて本当に申し訳ございません。そして昨年のことは、あまり思い出したくないなぁ。今年は何とか這い上がらないと。昨年は仏の星野だったけれど、俺は優しいとダメだと思った。今年は暴れる星野として、思いっきりやります!」と力強く燃える男の復活を宣言。ファンからの喝采を浴びた。

それに対し久々にGT500クラスに戻った長谷見監督は「昨年までは(GT300クラスに参戦し)ドライバーの育成プログラムを任されていたけれど、クルマが量産車ベースということで、どうしてもバランスが悪くドライバーに無茶はさせられなかった。しかし500クラスはバランスがいいので、行け!と強くドライバーに言いたいと思います。500の新参者ですが宜しくお願いします」と抱負を述べた。

KONDO RACINGを率いる近藤監督は「昨年はダメだったけれど、その前の年は1勝しました。今年は、とにかく1勝して、この場に戻ってきたいと思います。今年のマシンは信頼性がバツグンで、テストでも調子がよかった。4台で他メーカーに負けないように頑張ります」と、今年にかける思いを語った。

星野監督


長谷見監督


近藤監督


会場には歴代の名車と現行NISMOカーが大集合!


グローバル本社ギャラリーには、NISMOのレーシングテクノロジーが注入された「NISMOロードカー」が大集合。「NISSAN GT-R」や「フェアレディZ」といったスポーツカーはもちろんのこと、人気のミニバン「セレナ」や好調なセールスが続くコンパクトカー「ノート e-Power」のニスモバージョンが並んだ。

その中で注目は、昨年の東京モーターショーで発表され、今年のオートサロン2018でもステージで展示されていた電気自動車「LEAF NISMO COMCEPT」。ショーと異なり間近で展示されていることもあり、多くの来場者がスマートフォンやデジカメにその姿を納めていた。

NISSAN GT-R NISMO(MY2017)


LEAF NISMO CONCEPT


そしてメインステージ近くには、モータースポーツ史を彩ったレーシングカーが並べられ、ファン達からの熱い視線を集めていた。

SUPER GTのGT500クラスで2014年、15年のシリーズチャンピオンを獲得したMOTUL AUTECH GT-R


今年のモータースポーツは3月31日(金)、17(金)に三重県・鈴鹿サーキットで行われる「スーパー耐久シリーズ」の開幕戦を皮切りに、翌週の4月7日(土)・8日(日)にSUPER GT開幕戦が岡山国際サーキットで行われる。昨年の雪辱に燃える日産勢の活躍に注目しよう!

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