バスケのプロチームと大学生の交差が示す可能性 Go!Go!シーホース vol.17

東海ウォーカー

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愛知学院大学の3つの部活・サークル合同でのパフォーマンスに感動!


2018年2月17日・18日のシーホース三河 vs 富山グラウジーズは「愛知学院DAY」と銘打って行われた。まず、これまでを簡潔に振り返ろう。愛知学院大学(以下AGU)とシーホース三河が産学連携包括協定を結び、ゼミ活動の一貫でインターンシップとしてチームの運営に参加。その集大成が「愛知学院DAY」となる。

2月18日は2700名以上の来場を記録。これはウィングアリーナ刈谷のキャパシティを考えると満員御礼と言っていい。AGUの学生たちの力が動員に貢献したのは間違いない。

当日を一言で表現するなら、スポーツの枠を超えた「祭り」だった。屋外にはラーメン店が出店して食べ比べを実施。入口には三河と富山の特産品を購入できるブースが登場。こうした協賛店の参加は、すべて学生たちが交渉して実現した。

常笑は、笑顔を絶やさずに踊る姿が印象的だった


試合前には、よさこいサークル常笑(じょうしょう)による演舞、さらに書道部と和太鼓クラブAGU丸座 も合同となったパフォーマンスも行われた。また、ハーフタイムには公式マスコットをかけたシーホースくんとタツヲの勝負も(シーホースくんが見事に勝利)。試合後にはバレンタインデーが近かったこともあり、選手がブースターにチョコをプレゼントする企画など、若者の視点から生まれたアイデアが満載の一日だった。

試合の運営をサポートするのもAGUの学生の役目だが、シーホース三河も学生たちを単純なボランティア活動と捉えていなかったはず。だから、ここまで学生主導の企画が実現でき、素晴らしい空間になったのだ。

左からAGUの入野さん、松井さん、此本さん


試合後、AGUの学生に声を聞いた。

「いろいろな方々の支えもあって成功したと思っています。自分たちが楽しまないとお客様も楽しめない。みんなのパフォーマンスを見ていて感情は伝染すると実感しました」(愛知学院大学3年の松井さん)

「半年間、準備してきましたが今は達成感しかありません。この体験を今回だけで終わらせず、次に参加するゼミ生に共有していきたい。伝えていくことが大切だと思っています」(愛知学院大学3年の此本さん)

「至らない部分もあったと思いますが、シーホース三河の方々を含め、皆さんのサポートがあったので成功することができました。本当にありがとうございます」(愛知学院大学3年の入野さん)

「私はビデオを撮影していたのですが、みんなの表情を見ていて泣きそうになることもありました。成功できて良かったです」(愛知学院大学3年の兼松さん)

この日を振り返ると、プロスポーツチームと学生たちが交わることでの新しい可能性が生まれることを呈示してくれたように思える。参加した学生の中には「シーホース三河が好きになった」「Bリーグに興味を持った」と話す人がいるだろう。学生が発信源となってBリーグの魅力が伝播し、会場に足を運ぶ人が増えるかもしれない。ちなみに、シーホース三河のチア、SuperGirlsにも「小さい頃にハーフタイムで踊らせてもらったことがあって、チームに加入するのが夢でした」と話すメンバーがいる。小さなキッカケが大きな夢や目標になることは大いにある。

これからもシーホース三河は、スポーツというエンタメを一方向で提供するだけでなく、どんどんと周囲を巻き込んで地域に根付いたチームを目指していくだろう。勝敗だけでなくこうした活動にも期待していきたい。そして、AGUの皆さん、本当にお疲れ様でした!

シックスマン

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