賀来賢人「日本の映画では不可能なのか?」疑問を突き詰めるためプロデューサーへ。新作ホラーで徹底した「ルック」への執念
東京ウォーカー(全国版)
米マネジメント会社との契約後「今まで聞いたこともないような規模の企画が動いたりして驚いています」
――映像作品のプロデュース、映像制作会社設立に続いてロサンゼルスを拠点とする大手エンターテインメント・マネジメント会社「Artists First」と契約されるなど、どんどん新しいことにチャレンジされている印象があります。
【賀来賢人】「Artists First」と契約したのは、海外の作品に出演したいという願望だけではなく、やはりプロデュース業をサポートしてくれるというのが僕にとってすごく大きかったです。アメリカのマネジメント会社のコネクションは本当に広いので、ハリウッドのスタジオとも直接コンタクトを取れたりするんです。だから話が早いですし、今まで聞いたこともないような規模の企画が動いたりして驚いています。このチャンスを活かして、しっかりと実績を作っていきたいですね。
――今後お仕事でご一緒してみたい方はいらっしゃいますか?
【賀来賢人】日本の文化や背景をちゃんと受け入れて尊重してくれる海外の会社やチームと作品を作れたら最高だなと。それは日々思っています。日本を描く場面に関してはこちらに任せてもらって、相手側の方が詳しいことだったらアドバイスをしてもらって、お互いに対等な関係で打ち合わせができるような環境、かつ規模の大きい作品を作ることができたら、また違うフェーズに行けるんじゃないかなと思います。
――配信作品と劇場公開作品の両方をプロデュースされていて、それぞれのよさを感じてらっしゃるかと思います。今回はホラー作品なので、映画館の大きなスクリーンで鑑賞すると圧倒的な没入体験ができそうですよね。
【賀来賢人】そう思います。没入体験といえば、少し前に映画館で『プロジェクト・ヘイル・メアリー』を鑑賞したのですが、大きなスクリーンに宇宙空間が映し出されて、その迫力に圧倒されました。最近は映画館に足を運ぶ人が増えているらしいので、それを文化的にどう根付かせるのかが課題ですよね。それはもっと前からいろいろな人たちが考えてらっしゃるんでしょうけど、僕も微力ながらそのお手伝いができたらいいなと思っています。
――最後に、思い出に残っている映画館での鑑賞体験を教えていただけますか。
【賀来賢人】なんの映画だったか覚えていないのですが、劇場でお目当ての映画を観る前の待ち時間にクリストファー・ノーラン監督の『インセプション』のトレーラーがスクリーンに流れたんです。その映像を観た瞬間に“この映画、絶対に初日に観に行く!”と決めて、ちゃんと公開初日に行って、鑑賞後に拍手をした思い出があります。予告編を観てから映画が始まるまでドキドキワクワクが続いた作品って、あとにも先にも『インセプション』しかなくて。その体験がすごく思い出に残っています。
取材・文=奥村百恵
◆スタイリスト:小林新
◆ヘアメイク:西岡達也
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