東京国立博物館がキャンプ場に!?コールマン日本創業50周年メディア発表会レポート、 限定アイテム「50 リミテッド」シリーズも公開
東京ウォーカー(全国版)
上野・東京国立博物館の敷地に張られたキャンプテント――。そんな非日常の光景が6月、1日限りで広がった。
アウトドアブランド「コールマン」を展開するニューウェルブランズ・ジャパン合同会社コールマン事業部(以下、「コールマン」)が、コールマン日本創業50周年メディア発表会を2026年6月1日に東京国立博物館にて開催。「子どもの成育と自然体験の関係」をテーマにしたトークセッションや、日本創業50周年記念モデル「50 リミテッド」シリーズをはじめとした商品や資料の展示が行われた。
自然での「偶然」が非認知能力を養う!汐見稔幸さんらが語る子育てのヒント
本イベントは、コールマンの日本創業50周年を機に、キャンプや自然の魅力をあらためて発信することを目的に開催されたもの。トークセッションでは、東京大学名誉教授で教育・保育評論家の汐見稔幸さん、モデル・タレントのmaiさん、コールマン事業部でマーケティング・ディレクターを務める根本昌幸さんの3人が子育てと自然について意見を交わした。
汐見さんは現代の子育てを取り巻く環境について「自然の中で遊ぶことができなくなってきたのが今の子どもの特徴だと思う」と話し、「自然の中で遊ぶ、自然の中で触れて何かすることは、人類20万年の歴史でずっとやってきたこと。人類が昔からやってきたことをちゃんとやることが一番大事」ではないかと今の子育てのポイントを提言した。
その理由の1つに、非認知能力を養えることを挙げた汐見さん。「自然の中には偶然起こることがたくさんある。 (たとえば)紅葉を見ようと森の中に入ってみたら『あまりきれいな紅葉なかったな』とか、『そこは滑るから気をつけて』とか、『あ、これ何の卵だっけ?』とか。その偶然起こることに対して上手に対応する力の基礎を、実は自然の中で遊ぶことによって人間は身につけていくわけです」と説明する。
2026年6月1日発売のコールマン日本創業50周年を記念したブランドブック「Coleman BRAND BOOK #08 保冷バッグ RED 」にモデルとして出演したmaiさんは、汐見さんの話に「外に出て、いろんな自然と触れ合うことの大切さっていうのをすごく感じました」と共感。汐見さんと根本さんに、子どもの遊び方のポイントを質問した。
汐見さんは、子どもがどう遊ぶかは子ども自身が見つければよく、基本的には自由にさせるべきとしつつ「年齢が上の子どもが遊ぶのを見て、下の子が真似してやっていく。上の子どもが下の子に対して上手に教えてやる。そこで社会性が育つわけです。ただ、そのとき何をやっていいか分からなくなっているなら、親の方が先に遊んで『一緒にやろう』と遊びを上手に伝えていく」とアドバイスした。
根本さんもキャンプの場においては、子どものやることを制限しないよう親にお願いしているという。「都会で生活していると『あれやっちゃダメ』の制限が多くなってしまいます。当然危ないところは止めないといけませんが、非日常を体験しに来たわけですから、そういうときは(ダメと言うのを)やめましょうとお願いしています」。
そして「道具は本当に進歩していろいろなものが便利になってますし、キャンプ場まで行かなくてもキャンプを体験できる場所っていうのが今、増えてきています。私たち(コールマン)もそういう方々に体験の機会を用意していますし、(キャンプは)ハードルが高いと感じられる方はそういった機会をご活用いただけると」と、外遊びのエッセンスが詰まったキャンプをプッシュした。
テーマは春の空「春暁」。日本創業50周年の限定シリーズがお披露目
本館裏の日本庭園には、敷地内に実際に設営されたテントをはじめ、コールマンの定番商品やリミテッドアイテムが多数展示された。
特筆すべきは、日本創業50周年の記念アイテムである「50 リミテッド」シリーズ。周年ロゴのテーマでもある日本の伝統的な「桜亀甲文様」を全体にあしらい、カラーは春の明け方の空を思わせる「春暁(しゅんぎょう)」を採用したアニバーサリーモデルだ。薄い紫の春暁にはコールマンのさらなる発展への期待が、亀甲文様には「長寿」や「縁結び」、桜には「新たな始まり」といった意味がそれぞれこめられているという。
50 リミテッドシリーズの製品展開は、ピクニックなどで活躍する「50 リミテッド クイックアップシェード DR」や「50 リミテッド ピクニックマット」、クーラーボックスの「50 リミテッド テイク9」「50 リミテッド アウトドアワゴンNX」、アウトドアチェアの「50 リミテッド レイチェア NX18」、バックパックの「50 リミテッド ウォーカー33/25」、「50 リミテッド ウォーカーポーチ」の8種。本シリーズは2026年7月より順次発売予定だ。
子どもたちが自然と触れ合う活動を支援、50周年を迎えたコールマンのこれから
イベントでは、根本さんから日本におけるコールマン50年の歴史と今後についてのプレゼンも行われた。
アメリカで1900年に創業し、日本では1976年5月12日に創業したコールマン。1990年代半ばのオートキャンプブームのあと、キャンプ道具の使い方やテント設営を教える機会やイベントに注力しはじめたと、根本さんは足跡を振り返る。
2000年代中盤からは自然と子どもの成長を軸にした啓発活動として、自然体験のサポートを続々と展開。2007年から野外学校FOSとコールマンの共同企画として行われている、子どものためのキャンプイベント「Dance with Nature」、ディスカバリーチャンネルの自然チャンネル「アニマルプラネット」に協賛した自然体験学習イベント「グリーン・カレッジ」、難病と戦う子どもたちを北海道滝川市のキャンプ場に無料招待する「そらぷちキッズキャンプ」への支援など、取り組みの一部を紹介した。また2026年からは、JFA(日本サッカー協会)の「JFAキッズフェスティバル」のサポートも開始した。
根本さんは、「いろいろな団体さんが、いろいろな趣旨で、自然のよさをお子さんたちに伝えるようなことをしています。私たちもできる限り、こういった団体さんのサポートは続けていきたいと思っています」と、今後も活動への支援を行っていくと語った。
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