<福岡うどん愛>製麺所のノウハウを駆使したモッチリ平打ち麺が好評「城南うどん」
九州ウォーカー
閑静な住宅街が広がる城南区東油山の一角に建つ「城南うどん」。今から32年前、製麺所を営んでいた片桐さん家族が、城南区樋井川6丁目でスタートさせた老舗だ。開店当初から2km圏内に限り配達も行っており、今では7割が出前を頼むほど、地元民に愛され続けている。
ふっくらモチモチした平打ち麺が自慢
元々が製麺所ということもあり、麺へのこだわりが強い。釜にいれると、餅のようにふっくら膨らむ平打ち麺は、福岡市白金にある溜製麺所で特注したもの。店主の納得がいくモチモチ食感に仕上げるまで何度も試作を行い、現在の麺にたどりついたそう。
ダシは、昆布、干し椎茸、醤油のほか、0.2ミリを超える厚削りのブレンド節と、薄削りのウルメイワシ、サバ、カツオから抽出。一口すすると、濃厚な旨味がじわり、じわりと身体全体に染みわたっていく。
コスパのいい丼やセットメニューにも注目
リーズナブルなうえ、ボリューム感あるメニューが多いのも「城南うどん」の魅力。店主イチオシは、エビ天、牛肉、厚焼き卵など6種の具材が入る「特製うどん」で620円。丼物メニューでは、300gものご飯の上にエビ天、トンカツ、牛肉が乗った「うまか丼」(680円)がおすすめだそう。「安い料金でお腹いっぱい食べてほしい」という店主の気前の良さを感じながら、満足ゆくまで堪能してほしい。
【九州ウォーカー編集部/文=浅原麻希(シーアール)、撮影=高尾正秀】
浅原麻希(シーアール)
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