「毎日ハンバーグのことを考え続ける」専門店シェフの情熱とは?

東京ウォーカー(全国版)

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ユニークな発想で考案されたハンバーグのレシピの試作を重ね、商品化されるのもこの研究所からだ。常連さんには“榎研”の呼び名で親しまれている


両親の経営するコーヒーショップを引き継いだ2015年、店名を「榎本ハンバーグ研究所」とし、ハンバーグ専門店へと生まれ変わった。店主の榎本稔さんは「1年365日、極端に言ってしまえば、寝る時間以外はハンバーグのことを考えていられるんです(笑)」と自ら語るように、ハンバーグに対する思いは誰よりも強く、熱い。なるべくしてハンバーグの専門のお店へとなったのである。

「ハンバーグの種類を多く挙げられる方でも5、6種類。ですが、ハンバーグはもっとさまざまな味を楽しめる、無限の可能性があるグルメなんです」(店主の榎本さん)


見た目や動き、食感を考えながら


ランチタイムの人気メニュー、榎研ハンバーグ 150g・1460円は、温泉たまごをのせたチーズハンバーグ。このメニューを例に挙げて、榎本さんに新作ハンバーグのひらめきを教えてもらった。「見た目、動き、食感を軸に考えます。榎研ハンバーグの場合は、温玉がのったハンバーグのビジュアルがまずかわいらしい、次に、温玉を割いて黄身がハンバーグに流れる動きが良い。そして、口含んだ際の温玉と肉のジューシーな食感が想像できたんです」(榎本さん)

温泉たまごをのせたチーズハンバーグ、榎研ハンバーグ 150g・1460円(ライス付)


ランチタイムには無料でライスが付く、榎研ハンバーグ 150g・1460円。同メニューは、200g・1660円、150g×2・2060円の大中小の3サイズを展開


フライパンだけを使い、1枚1枚、ハンバーグを丁寧に焼き上げるのが榎本流。「フライパンでなければ、絶妙な焼き加減が作れないんです」(店主の榎本さん)


看板ハンバーグは直球の正統派!


“研究の成果”は、ユニークなハンバーグばかりではない。デミグラスビーフシチューの煮込みハンバーグは、同店の看板となる正統派ハンバーグだ。自家製のデミグラスソースは、玉ねぎ、にんにく、牛すじに赤ワインを加えて弱火で長時間煮込む。素材をつぎ足し、アクなどを取り除いては再び煮込む。これを繰り返すと滑らかな濃厚デミグラスソースが完成する。デミグラスソースとハンバーグが織りなす味の相乗効果たるや!注文が殺到するのも納得の完成度だ。先に紹介した榎研ハンバーグにも、この絶品デミグラスソースが使われている。「家族のみなさんで食べにきて、色んな種類のハンバーグを楽しんでください」(榎本さん)

周りに散りばめられた牛バラ肉と合わせて味わう、デミグラスビーフシチューの煮込みハンバーグ150g・1490円。 他のサイズは、200g・1690円、250g・1890円


デミグラスビーフシチューの煮込みハンバーグ150g・1490円。スプーンがサクッと入ってしまうほどの肉の柔らさ、デミグラスソースのとろみ効果大


取材・文=中田宗孝、撮影=奥西淳二

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