横浜の名店の新たな試みが話題に! 朝専用ラーメンでエネルギーをチャージ

横浜ウォーカー

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「朝醤そば」(550円)。焦がしネギ油があっさりスープにコクをプラス。植物油を使っているのでくどすぎない。チャーシューも鶏モモでヘルシー(C)KADOKAWA 撮影= 高嶋佳代


静岡をはじめ、一部の地方では古くから親しまれている“朝ラーメン”。しかし神奈川ではまだまだなじみが薄く、24時間営業や朝から営業している店こそあれど、朝専用のメニューを提供する店は少ない。そんな中、横浜を代表する人気店が“朝ラー”を普及すべき、奮闘中だ。

通常よりも量・油を抑え、朝でも食べやすい一杯に


横浜駅きた西口からすぐの場所にある「麺場 浜虎」。2002年の創業以来、“ハマトラファッション”ならぬ、個性的な“ハマトララーメン”で、横浜のラーメンシーンを引っ張ってきた。そんな人気店が2017年7月に店内をリニューアル。それと同じタイミングで“朝ラー”をスタートさせた。“朝ラー”が味わえるのは8:00~10:30(LO)まで。メニューは「朝醤そば」(550円)と「朝塩そば」(550円)の2種から選べる。

「朝塩そば」(550円)。「朝醤そば」と同じスープに、熟成させた塩ダレを合わせたまろやかな一杯(C)KADOKAWA 撮影= 高嶋佳代


健康フードの「モロヘイヤ」(左・100円)と「黒豆納豆」(右・100円)をトッピングすれば、より朝食感がアップ!(C)KADOKAWA 撮影= 高嶋佳代


いち押しは、看板メニューの「醤そば」がベースの「朝醤そば」。鶏ガラを8時間かけてじっくり煮込んだ鶏清湯(チンタン)スープと、サバ節やカツオ節、煮干しなどでダシをとった魚介スープを3対1でブレンドしたダブルスープを用いている。

通常の「醤そば」はスープの量が360ccだが、「朝醤そば」は250ccと少なめ。また、塩分濃度や油の量も抑え、代わりにグリーンリーフとカイワレをトッピングするなど、朝からでも食べやすいように工夫している。

麺は風味豊かなオリジナル配合の小麦で作る自家製麺。こちらも「醤そば」とは異なる、細ストレート麺を採用している。パツパツと歯切れがよく、それでいて表面がなめらかでツルツルと喉を通っていく。

【ラーメンデータ】<麺>細/角/ストレート <スープ>タレ:醤油 仕上油:ネギ油 種類:鶏ガラ・魚介(節系)

2017年7月に店内をリニューアル。テーブルが中心となり、女性も利用しやすくなった(C)KADOKAWA 撮影= 高嶋佳代


“朝ラー”に手ごたえあり。夏季限定の冷やしそばのほか、新メニューも検討中


「店の周辺がオフィス街で、サラリーマンの需要があると思い、“朝ラー”を導入することにしました」と、同店のスーパーバイザー・岡 隆彦さん。

この4月でスタートから9カ月が経過し、徐々に認知度が上がり、客の数も増えているそう。そのため新たな仕掛けも。4月11日より、夏季限定で「朝醤そば」「朝塩そば」ともに冷やしバージョンに変更できるようになった。さらに、「現在はあっさり系のみですが、もう少し濃いスープのラーメンやヘルシーな雑炊など、今後は新メニューも出していきたいと思っています」(岡さん)。

横浜駅きた西口から近いオフィス街にあり、出勤前のサラリーマンを中心に“朝ラー”需要がある(C)KADOKAWA 撮影= 高嶋佳代


果たして横浜で“朝ラー”文化を根付かせることができるのか。「麺場 浜虎」の挑戦から今後も目が離せない!

取材・文=河合哲治郎、撮影=高嶋佳代

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