名古屋に来たら食べたい!きしめんの名店7選

東海ウォーカー

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薄い麺から作るため熟練の技術が求められるなごやめしの重鎮「きしめん」。地元出身の創業者が生んだ最高級小麦粉の金トビ粉をはじめ、溜まり醤油やムロダシを使った昔ながらの味を楽しもう!

地元の人々に愛され続ける老舗「川井屋本店」


立ち食いきしめん屋が密集している名古屋駅から少し離れた麺処「川井屋本店」は、地元の人々に愛され続けるきしめんの老舗。創業から受け継がれてきた伝統製法は「手ごね・手延べ・手切り」。機械を一切使わず、すべて手作りにこだわる。麺は厳選された小麦粉に、沖縄県産の粉砕塩と水を加えて丁寧にこねられて作られたもの。夏には塩分を多めにするなど、その日の気温や季節に合わせてその分量を調節している。いつでも出来たてでおいしい麺が食べられるように、注文が入ってからゆで始め、冷水でしめてから再度温めて提供される。

【写真を見る】えびおろし(1360円)。揚げたての車海老が、ぜいたくに丸々1匹入る。大根おろしと一緒に食べるとさっぱり/川井屋本店


きしめんのツユの作り方にもこだわりあり。それぞれの商品に合うように、ダシにはムロアジとソウダガツオの2種類をブレンドして使用。天ぷらや卵とじなど具のうまさを引き立てるために、返しもたまり醤油と白醤油を使い分けており、最高の味を作り出すための努力を惜しまない。

■住所:愛知県名古屋市東区飯田町31番地 ■電話:052-931-0474 ■営業時間:平日11:00〜14:00(LO)、17:00〜20:00(LO19:20)、土曜11:00〜14:00(LO)、17:00〜20:00(LO19:00) ■休み:日曜・祝日 ■席数:54席(禁煙) ■駐車場:12台 ■アクセス:地下鉄桜通線高岳駅2番出口より徒歩15分

名古屋を代表する有名店「宮きしめん 神宮店」


"宮"きしめんの名前の通り、日本三大神宮の一つとして知られる熱田神宮内にたたずむ。緑に溶け込むレトロな店構えは、1970年の創業から変わらず情緒満点だ。看板の宮きしめんに味噌カツ丼が付いた熱田の杜セット(1050円)などが人気。

宮きしめんの宮きしめん(650円)。カツオダシや醤油がしっかりと香る伝統の赤つゆで味わう。ダシが染み込んだシイタケも絶品だ! / 宮きしめん


麺メニューには、赤つゆと白醤油ベースの白つゆの2種類がある。好みに合わせて、宮きしめんを白つゆに変更することも可能。神宮内のオープンスペースで緑を楽しみながら味わおう。

■住所:愛知県名古屋市熱田区神宮1-1-1 熱田神宮境内 ■電話:052-682-6340 ■営業時間:9:00〜16:30 ■定休日:なし ■席数:72席 ■駐車場:約400台(無料) ■アクセス:名鉄名古屋線・常滑線神宮前駅より徒歩6分

口いっぱいに広がる幅広麺を堪能「芳乃家」


高校や大学が多く学生が集まる昭和区の桜山で、1955年に創業した老舗。2代目の主人は18歳の時から腕を振るう。2日間かけて作る手打ち麺は、超幅広で一躍有名に!麺をしっかりと味わいたいなら、基本の赤つゆはもちろん、麺とよく絡むあんかけや味噌つゆ、カレーもオススメだ。

芳乃家のきしめん(500円)。湯気が立つ丼から、溜まり醤油やムロといったブシ系が香る。思わず目を疑うほどの幅広麺だ / 芳乃家


麺の幅は約4㎝!客の要望に応え、1970年ごろから徐々に幅広くなっていったとか。程よい厚みがあるので、モチモチとした食感も楽しめる。

■住所:愛知県名古屋市昭和区桜山町2-38 ■電話:052-841-6884 ■営業時間:11:00〜14:30 (LO14:00)、17:00〜20:30
(LO20:00) ■定休日:月曜 ■席数:24席(禁煙) ■駐車場:3台(無料) ■アクセス:地下鉄桜通線桜山駅8番出口より徒歩4分

自慢の薄麺を繊細な白つゆで味わう「かめ壽本店」


名古屋の中心市街地に位置する久屋大通近くで1945年に創業した名店で、うどんや丼などが豊富にそろう。なかでも一番人気でオススメなのはきしめんだ。透き通りそうなほど薄い手打ち麺は、ツルツルッと滑るような喉越しが絶妙。白つゆが香る繊細な味が楽しめる。

かめ壽本店の志の田(750円)。白醤油がふんわり香るつゆと薄麺は、口にした瞬間に溶けてしまいそうなほど優しい味。揚げやネギにもつゆが染み、体の芯から温まる / かめ壽本店


愛知県産の白醤油を筆頭に、昔ながらの金トビ粉、縁が朱色の名古屋カマボコなど、地元の素材がいっぱい!

■住所:愛知県名古屋市中区栄5-4-1 ■電話: 052-241-0147 ■営業時間:11:30〜22:00、 土曜・日曜・祝日〜21:00 (2F席は14:00まで利用可) ■定休日:日曜・祝日 ■席数:62席 ■駐車場:なし ■アクセス:地下鉄名城線矢場町駅1番出口より徒歩5分

名古屋が誇るえびおろしの名店 「総本家えびすや本店」


開業したのは、名古屋城の外堀を走った旧瀬戸電・堀川駅近く。金トビ粉で作る麺や溜まり醤油を使ったつゆは、1927年の創業以来変わらないままだ。名物のえびおろしや玉子とじ(850円)などは、暖簾分けした弟子が60年代に考案したもの。歴史の深い一杯がそろう。

総本家えびすや本店のえびおろし(1450円)。器から飛び出すほど大きなエビ天がインパクト大!カリッとした衣にダシや大根おろしを絡めて!! / 総本家えびすや本店


商業施設が密集する栄に1956年に移転。名物のえびおろし誕生には、客からのリクエストがヒントになっていたとか。

■住所:愛知県名古屋市中区錦3-20-7 ■電話:052-961-3412 ■営業時間:11:00〜翌1:00、 土曜・祝日〜 21:00 ■定休日:日曜 ■席数:70席(分煙) ■駐車場:なし ■アクセス:各線栄駅1番出口より徒歩5分

桜天の一杯に県外のファンも多数「手打麺舗丸一」


個性的な店が立ち並ぶ大須の東玄関・上前津で、1897年に創業した老舗中の老舗。2000年ごろに4代目が桜エビを贅沢に使った天ぷらを出し始めたところ、クチコミで大人気に。志賀製粉の金トビ粉から作る麺や溜まり醤油が香るつゆ、ムロから取るダシなど、伝統を忠実に守ったきしめんと一緒に味わいたい。

丸一の桜天きしめん(930円)。味の決め手となるつゆは、本醸造の溜まり醤油と薄口醤油の2種類を使い、奥行きを表現。半透明に透ける手打麺はコシがある / 手打麺舗丸一


新鮮な生桜エビを使用した厚さ約8㎝の天ぷらは、必食したい一品!そのままはもちろん、塩をかけて、最後はダシに浸して食べるのが通の味わい方だ。

■住所:愛知県名古屋市中区上前津1-12-26 ■電話:052-322-3208 ■営業時間:11:00〜15:00(14:15LO)、17:00〜20:30(20:10LO) ■定休日:日曜・祝日 ■席数:50席(禁煙) ■駐車場:隣接の提供パーキング有(45分無料) ■アクセス:地下鉄名城線・鶴舞線上前津駅より徒歩5分

暖簾をくぐった途端に昭和が蘇る「山田屋 」


愛知県庁や名古屋市役所の東側で営む老舗。創業は1930年で、現在は3代目の息子を中心に切り盛りする。財布に優しい料金設定で伝統の味が楽しめると評判で、昼には木製のおか持ちを携えて配達に出かけるなど、風情満点の姿が見られることも。

山田屋の志の田きしめん(480円)。白つゆに使うのは白醤油とソウダガツオのみ。金トビ粉を使った自家製麺は創業以来変わらない製法で、標準的な8㎜幅 / 山田屋


透き通った白つゆは、ダシの香りと程よい塩味が絶妙な優しい味わい。このシンプルを極めた味を、時おり窓から緑を眺めながら楽しみたい!

■住所:愛知県名古屋市東区東外堀町10 ■電話:052-951-7789 ■営業時間:11:00〜15:00、17:00〜19:00 ■定休日:日曜・祝日 ■席数:30席(座敷10席は11:00〜13:00) ■駐車場:なし ■アクセス:名鉄瀬戸線東大手駅より徒歩4分

桑山 栞

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