素材と真摯に向き合い、シンプルな中に個性が光る「パンや 日乃光」

2018年4月28日 12:00更新

九州ウォーカー 冨永陽子

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西鉄天神大牟田線大橋駅より徒歩約10分。子ども連れのママや会社員、ランニング途中の男性など、入れ替わり立ち替わり客が訪れる「パンや 日乃光(ひのひかり)」(福岡市南区向野)。今年2月のオープンにも関わらず、早くも“町のパン屋さん”の顔になっている。

木をふんだんに使った店内はナチュラルかつスタイリッシュ。洗練された雰囲気の中に温かさを感じる空間だ

【写真を見る】インスタ映えしそう!キーカラーは木目のブラウンとシックな黒

店主の永松晃さんは百貨店に出店する有名店から、地域に根付くパン屋まで、福岡の名だたるベーカリーで20年以上腕を磨いた実力派。福岡県小郡市の「パンネスト」でオープニングから店長を勤めた後、独立開店した。宣伝らしいことを一切せずにオープンしたそうだが、地元をはじめ、評判を聞きつけて遠方から訪れた客で連日大盛況だ。

「塩バターロール」(120円)。生地は旨味が逃げないよう、オーバーナイト法(長時間冷蔵発酵)でゆっくりと熟成させる

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人気NO.1は、歯切れ、口どけの良さが際立つ「塩バターロール」(120円)。小麦とバターの芳醇な香りに加え、ドイツ産の岩塩が生地の甘味を引き出し、噛むほどにしみじみとおいしい。シンプルだからこそ、素材の味や食感を直に感じられる一品だ。

レーズン酵母を使用する「アールグレイとホワイトチョコ」(190円)

「アールグレイとホワイトチョコ」(190円)は、ハードな見た目とは裏腹に、外はサックリ、中はふっくら柔らか。口に含むと茶葉の香りが鼻に抜け、ホワイトチョコの甘さがアクセントに。

クリームチーズをたっぷり練り込んだ「フリュイ フロマージュ」(230円)

「フリュイ フロマージュ」(230円)はレーズン、オレンジピール、クランベリー、クルミ、クリームチーズが入り、手に持つとずっしりと重い。程よい酸味があり、爽やかな後味がこれからの季節にピッタリ。

「意外な食材の組み合わせ、生地の食感の違いを楽しんでもらえたら」と店主の永松晃さん

「食べた人が笑顔になることをイメージしてパン作りを続けています」と永松さん。乳化剤や香料などの添加物は一切使わず、素材にこだわり、一つひとつ丁寧に仕上げている。

花見糖と生クリームを使ったリッチな「食パン」(280円)、ローストナッツの食感がクセになる「メロンパン」(130円)、福岡県産小麦で作る「バゲット」(200円)など、定番のパンにも個性が光る。ほか、「クロックムッシュ」(220円)、「マルゲリータ」(230円)など、ランチにピッタリの惣菜パンも並ぶ。

入口は正面左手。この看板が目印だ

シンプルな店内を彩る、かわいらしい雑貨たち

“魅せる厨房”を意識し、大きなガラス窓から調理風景が見える造りになっている

「子ども連れや会社員が多い土地柄、普段使いできるように」と価格はほとんどが100〜200円台。小学生が1人で買いにくることもあるそう。今後は種類を増やし、男性向けの惣菜パンも充実する予定とのこと。どんなパンにお目にかかれるのか、今から楽しみだ。

[パンや 日乃光] 福岡県福岡市南区向野1-5-25 / なし / 9:00~18:00 / 月曜(祝日の場合翌日)

取材・文=冨永陽子、撮影=藤野拓人

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