あと5カ月で築地移転!知って得する“ツウ情報”6つを極秘公開
東京ウォーカー
「一般客はどこまで入れるの?」「移転っていつするの?」…築地にはギモンがいっぱい。そこで今回は、知っているようで知らない築地のあれこれを、関係者などに聞いてまとめてみた。今さら人には聞けない基本のキから、ちょっとツウな情報まで一挙に解説!
Q.築地にある場内と場外。その違いは何?
A.プロが買い出しに来る場内と、一般客でにぎわう場外。
一般的に「場内」「場外」という呼び名で親しまれているが、場内の正式名称は「東京都中央卸売市場築地市場(以下、築地市場)」。料理人、寿司店、魚や青果物を販売する小売店が材料を買い受ける場所だ。その他、基本はプロ向けだが、一般人も入れる飲食店や調理道具などの物販店もある。
一方、築地市場の周りにできた民営の商店街が「築地場外市場」で、築地市場と区別するために築地市場には「場外」と呼ばれるように。場外には海鮮や食材を扱う店が並び、一般客や外国人客でにぎわっている。
Q.築地市場には何があるの?
A.卸売場のほか、飲食店や物販店も!
市場内には「卸売場棟」「仲卸業者売場棟」「魚がし横丁」などがある。「卸売場棟」は「競り」が行われている舞台で、プロたちが真剣なまなざしで魚や青果物の値段を決めている。一日の取扱金額は約20億円だとか!「仲卸業者売場棟」は、街の青果店や寿司店などの仕入れ場所で、棟内の業者数はなんと約650。さすが世界最大の市場だ。
また、築地利用者向けの商店が並ぶ「魚がし横丁」には、寿司や定食などを提供する飲食店、調理道具や長靴を扱う物販店があり、一般の人にも人気のエリア。
Q.築地市場には、一般人でも入れるの?
A.立入禁止区域を除き、見学OK。ただし、プロの妨げにならないよう配慮を。
一般人でも自由に買物や食事が可能な「魚がし横丁」と呼ばれる商店街がある。ここはもともと市場で働くプロのための飲食店や物販店なので、早朝は市場関係者の姿が多い。
仲卸売場は、午前10時以降見学が可能。巨大な魚市場の独特の雰囲気を体感できるので、世界中から見学者が集まる。市場内には24時間関係者以外立入禁止区域(卸売場など)もあるため入場前に確認をお忘れなく。
Q.築地市場のお店には何時ぐらいに行くのがベスト?
A."魚河岸時間〞に行くのが理想。
「魚がし横丁」にある飲食店や物販店は早朝オープンが通常で、昼過ぎには多くの店が閉まってしまう。これはもともと朝早くから働く市場関係者のために作られたためで、この朝中心の活動スタイルは〝魚河岸時間〞とも呼ばれている。
朝は市場関係者で混雑する店も多いので、事前にすいている時間帯を確認するのがおすすめ。ちなみにバギーやスーツケースなどは場内持ち込みNG。
Q.いつ、何が移転するの?
A.2018年10月11日に、公設市場である築地市場全てが移転。
築地市場内の卸売場をはじめ、「魚がし横丁」も豊洲市場へお引っ越し。昭和から続いてきた歴史ある築地市場の雰囲気を楽しめるのも残りあとおよそ5か月だ。
ただし、場外は移転しないため、引き続き築地の場外エリアで海鮮などを味わうことができる。ちなみに築地市場は今年10月6日まで開市。その後、わずか4日間という短期間で豊洲市場への引っ越しを完了させるとはかなり驚き。
Q.築地市場の移転先、豊洲市場ってどんなところ?
A.アクセス良好、広さは築地市場の約2倍!
移転先に必要な3つの条件、「敷地の広さ」「交通アクセス」「築地からの近さ」すべてを満たしているのが豊洲市場。広さはおよそ40.7haで東京ドーム約9個分。
また、衛生面や耐震性に優れている点も、豊洲市場の特徴だ。これまで地べたで見学していた競りも、豊洲市場ではきれいな館内のガラス越しから見ることができるように。築地ブランドを受け継ぐ豊洲市場のオープンが楽しみだ。
東京ウォーカー編集部
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