アジア好きフードコーディネーターがおススメする、夏に食べたいアジア麺5選

東京ウォーカー

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アジア料理のなかでもハズせないメニューといえば、バリエーション豊富な味を楽しめる麺料理! 定番は米麺ですが、ひと口に米麺といっても、極細麺、細麺、太麺…と、いろいろな形状や食感の麺があり、飽きない点も魅力です。

今回はシンガポール在住歴があり、東南アジアを中心にアジアを旅するのが大好きな、フードコーディネーター&ライターの音仲紗良が、数ある魅力的なアジア麺から夏に向けた5つの麺をピックアップします。

フードコーディネーター&ライターの音仲紗良


特に私が住んでいたシンガポールの料理は、都内に専門店が続々とオープンし、ラクサは最も注目の麺です。また、ベトナムでフォーと同じぐらいメジャーな麺のブンが食べられる店も増えました。麺と一緒に野菜や香草をたっぷりと食べられるのがうれしいですね。

タイ料理をはじめとしたアジア料理に欠かせないパクチーやバジル、レモングラスなどのハーブ類には、食欲増進効果をはじめ、消化を助けたり、体の熱を冷ます作用などもあり、夏に食べるのがおすすめなんです。さらに日本人に比較的なじみの深い韓国や台湾の麺も、スタミナの補給にはありがたい存在。もちろんここで紹介できなかったアジア麺もたくさんあります。今年の夏は、アジア麺を味わい尽くしましょう!

ラクサ<シンガポール>


レモングラスなどのハーブやスパイスが香る、エビダシの効いたココナッツミルクが濃厚なスープ。具はエビ、貝、揚げ豆腐、かまぼこ風の魚のすり身、ゆで卵など。「サンバルチリ」という辛味噌を溶かしながら、辛さを調整して食べます。

【麺の種類】卵麺、太くて短めの米麺など 【スープ】エビダシのココナッツミルクベース

【写真を見る】シンガポールのラクサ。クリーミーでまろやかな辛さはスパイス初心者にもおすすめ


ブン<ベトナム>


米粉、水、塩の生地を微発酵させ、専用の型でところてん式に押し出して作リます。野菜や香草と共に、スイートチリやナンプラー、酢などを好みで加えながら食べる汁なしのあえ麺が人気です。

【麺の種類】極細・コシのない米麺 【スープ】あっさり味の鶏ダシのスープや醤油ベースの牛骨スープなどのほか、甘酢ダレとあえる汁なしなど多種

ベトナムではフォーより定番食のブン。日本のソーメンのような見た目と食感


パッタイ<タイ>


麺は水に浸した米を臼でひき、ドロドロの状態にしたものをシート状にして蒸したあと、切り分けます。特徴的なパッタイソースは、タマリンドにココナッツシュガーや酢、ナンプラーを入れて煮詰めたソースに、オイスターソース、ケチャップ、チリ、砂糖などを混ぜて作リます。

【麺の種類】中細(センレック)の米麺 【スープ】なし。パッタイソースで炒める

タイのパッタイ。中細でモチモチの米麺と具材を甘辛く味付けた焼きそば


牛肉麺(ニュウロウメン)<台湾>


台湾のソウルフード。麺はつるっとした食感の平たくて太い小麦麺、長時間煮込む牛骨のスープは、八角と紹興酒が味の決め手になっています。具材はチンゲン菜、牛肉、高菜、ネギ、パクチーが定番。

【麺の種類】平太の小麦麺 【スープ】牛骨ベースで醤油は入らない場合も

台湾の牛肉麺。牛肉でスタミナをアップし、八角の香りで食欲増進


冷麺<韓国>


地域によって異なりますが、麺はサツマイモや緑豆のでんぷん質の生地にそば粉を合わせ、筒状の道具で押し出して茹でます。弾力のある食感が特徴で、長いまま器に盛り、ハサミで切って食べます。

【麺の種類】サツマイモや緑豆と、そば粉の麺 【スープ】牛骨ダシを塩や酢で調味したスープ

韓国の冷麺。さっぱり味のシャリシャリに凍った牛骨スープが夏にぴったり


文=音仲紗良、撮影=伊原正浩、イラスト=淺井麗子

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