織田家の後継をめぐる激戦の跡地・賤ヶ岳でハイキング!
東海ウォーカー
余呉湖(よごこ)と琵琶湖を隔てるようにそびえる賤ヶ岳(しずがたけ・滋賀県)。織田信長の死後、後継者の座をかけて羽柴秀吉と柴田勝家が戦った場所でもあり、史跡の多いこの山岳は、歴史好きのハイキングにぴったり!スタート地点に定めた岩崎山登山口から往復で約3時間40分と長丁場のルートだが、そのぶんゴールした時の達成感は格別!木之本町大音からは山頂駅までリフトも運行しているので、組み合わせるのもおすすめだ。
余呉湖観光館からスタート!
今回のコースの起点は、駐車場を備える「余呉湖観光館」。余呉湖沿いに500mほど一般道を歩けば、岩崎山登山口の看板が見えてくる。ここから岩崎山から大岩山を歩き、賤ヶ岳を目指す。登山口には登山用の杖もあるので、必要な人は借りていこう!
中川清秀の墓をはじめとした史跡を巡る
登山道をしばらく進むとたどり着く大岩山には、秀吉の部下として戦い、討ち死にした中川清秀の墓がある。ほかにも中川清秀の首を洗った池と言われる「首洗いの池」や、秀吉が指揮をとった地「猿ヶ馬場」など、史跡が点在するスポットだ。中川清秀の墓周辺で歴史を感じたあとは、山頂まで再び急な坂道を登る。


山頂で絶景を満喫
スタートから約2時間10分後、余呉湖をはじめ、合戦の跡を一望できる山頂に到着!東屋もある南側からは琵琶湖も眺められる。山頂付近には戦跡碑や戦没者の碑のほか、合戦時の土塁なども残されている。


長浜市木之本町大音から賤ヶ岳山頂駅までを約6分で結ぶ賤ケ岳リフト(大人片道420円、往復800円、運行日は要確認)もあるので、体力に自信のない人はリフトでショートカットしよう。

景色を楽しみつつ復路へ
余呉湖畔への下山口は東屋の横にある。ここから急な階段を一気に下りるので、慎重に進もう。降雨の翌日は特に足元に注意が必要だ。登山道出口からは余呉湖畔を歩いて、最初の登山口を目指す。春はサクラ、夏は新緑など四季折々の草花が楽しめる。

【ハイキングDATA】難易度:★☆☆☆☆/最高地点:421m(賤ヶ岳山頂)/距離:約9.0km/時間:約220分/買い出しポイント:山頂に飲み物の自販機はあり
頑張った自分にごほうび!
無事に余呉湖観光館まで戻れたらゴール!がんばった自分にごほうびをあげよう。

ごほうびには「菓匠 禄兵衛 木之本本店」の「草餅」(172円)がおすすめ!滋賀羽二重もち米で作る歯切れのいい草餅は、自家栽培ヨモギをふんだんに使用した逸品。小豆本来の味を生かした、ほどよい甘さのつぶあんが絶妙だ。

山登りでクタクタになった体は、天然温泉で回復!複合リゾート施設の「北近江リゾート」(滋賀県長浜市)内にある日帰り入浴施設「北近江温泉」に立ち寄ろう。女性浴場には、シェイプアップバスやジェットバス、ハーブの香りのするサウナもあり、さまざまな湯をゆったりと楽しむことができる。
美しい景色と歴史に触れられる賤ヶ岳の登山。あなたも山頂の景色と下山後のごほうびを楽しみに、ハイキングに挑戦してみよう。
東海ウォーカー編集部
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